…実は先週のお蔵だしざつまんがなんですが。先週はなんか疲れてたり寝落ちしてたりでアップできなかったのでとりあえず。
ゴキがでたんですよ! …で、以下民話調の語り口でお送りします。
先週のことじゃ。
ある夜、ばさまが階段を下りていくと、1匹のそりゃありっぱな黒ゴキ様が廊下の隅にござっしゃった。
(ええ、ここはおばさんと表現するよりむしろ「ばさま」の勢いで!狸を捕まえると婆あ汁になってしまう運命のディスティニーですね!)(意味重複してますYO!)
なにしろその黒ゴキ様の立派なことといったら、うっかりスリッパで叩き潰そうもんなら、臓物を一尺二寸ほども遠くまでぶちまけそうな感じがする。そんなことになろうもんなら真夜中に廊下の掃除をせにゃあかんでな、ばさまは脱ぎかけたスリッパをもう一度履き直して一計を案じることにしたんじゃと。
というのも、黒ゴキ様がたたずんでいる向こう八寸あまりのところに、ばさまが以前にしかけた「ほいほい罠」があったんじゃと。こっちがわから追い立てれば、黒ゴキ様は恐ろしゅうて物陰に隠れようとするにちがいない。廊下の端まではもう少しあるし、手ごろな隠れ場所と思うて黒ゴキ様はそこに逃げ込むにちがいない…ばさまはそう思うたんじゃな。
「ほいほい罠」というのはな、中にはうまそうな匂いのする「犬万」ならぬ「ゴキ万」が仕組まれておってな、においにつられてやってきたゴキ様を一網打尽にしてしまう恐ろしい罠なんじゃ。
(…「犬万」がわからない人は白土三平「サスケ」を必読じゃ。)
この匂いもゴキ様を油断させるに違いない。
そして威風堂々黒光りのゴキ様であっても、罠に入ればたちどころに身動きがとれのうなってしまうじゃろ。そうすれば、ばさまは廊下に飛び散ったゴキ臓物の心配をすることなく、「ほいほい罠」をぽいっと捨てればいいってわけよ。
ばさまは、その辺にあるチラシをくるくるとまるめると、黒ゴキ様から少し離れた場所をとんとんと叩いたんじゃ。そして、ちょっとゴキ様に寄せてとんとんとまた叩く。ゴキ様は近づく音に反応し、「ほいほい罠」のほうへと逃げ出したんじゃ。
勝った!ばさまは内心快哉を叫んだんじゃと。
ところが、黒ゴキ様、何を思うたか、「ほいほい罠」のところまで一直線にはしっておったのに、いざ罠の入り口を前にすると、
がさがさっ!と鮮やかな壁面走りをきめ、「ほいほい罠」をぴんぽいんとで回避したんじゃ。
Σ ちょ!!! ばさまはショックのあまり一言叫んだんじゃが、その隙に、黒ゴキ様は廊下の向こうへ消えて行ったんじゃと。
「当たらなければどうということはない…!」 ゴキブリマントの連想からか、ばさまの耳にはそんな幻聴がきこえてきたんじゃと(幻聴ながら、声はしっかり池田秀一じゃった)。
さて、後日談。
実は、黒ゴキ様があの日回避した「ほいほい罠」なんじゃがのう。
何故か、翌日には黒ゴキ様が1匹中で成仏なさっていたそうじゃ。
ばさまは一瞬安心したんじゃが…ほんとうにあの日のゴキ様であったのかはとうとうわからなんだ。
ほれ、「1匹見ると30匹」というからのう。
いちごぽーんとさけた。
(でもエンドレスなりわが闘争!:泣)
posted by NOIRA at 23:32|
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