2017年08月05日

ふくべあきひろ「たべてあげる」

たべてあげる -
たべてあげる -

無事17万ヒット達成!
みんないつもありがとうございます!

 さて、放置していたブックレビューを再開w
2017年に読了した本20冊目、「たべてあげる」、
ふくべあきひろ:文、おおのこうへい:絵教育画劇:刊。

今年は食育も力を入れてまして(学校が)、
この本の存在を知って司書の先生に「買って〜」と
おねだりして入れてもらいました。
なのに新刊に入れたら大人気。
ずいぶん待って読んだのですよぐぬぬ…。

 好き嫌いをするりょうたくん。
じぶんを名前で呼ぶあたり、そこそこ幼い子であることが推察されます。
彼の前に現れた一寸法師のような小さな子。
「ぼくは小さなりょうたくん。
きらいなものはぜんぶたべてあげるよ」

…あれっ!?サイズ感はかなりちがうけど、
大小ふたりのりょうたくんはそっくり。

Σ これってドッペルゲンガーですよね!

Σ つまり死亡フラ(略

というわけで、最後に立場が逆転し、
本物も食べられてしまうというホラー展開へ。
(ドッペルゲンガーりょうたくんは瞳の輝きがわざと省略されていて、
同じ顔なのに微妙に不気味に描かれております。
うむ、芸が細かい!)

好き嫌いの多いお子様にトラウマを植え付ける系の絵本です。

大・歓・迎!

…血の池とか針の山とか、閻魔様に舌を抜かれるとか、
そういう日常ファンタジーは信じてないけど結構大事だと思うんだよねえ…
人間が見ているかもしれないから
「誰も見ていなければやっても大丈夫」
になるわけで、罪悪感とか規範意識の内在化のためには
いわゆる「お化け」とか不思議なものの存在はむしろ大事なんじゃないかな。

というわけで、嫌いなものを残すたびに
ドッペルゲンガーの陰に怯えるお子様が量産されることを願いますw(違

そして、重箱のすみをつつく大人の読み方として、
「作者紹介」に2人分の「嫌いな食べ物」情報が載っているのが
世界観としてとても大事なのだと思います(キリッ!

今年の新刊一押し図書ですwww
posted by NOIRA at 23:51| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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