2007年08月21日
野尻抱介「アフナスの貴石 クレギオン <6>」
今日からフルタイム仕事復帰。夏期休暇でなまりまくったこの体が果たして起きられるのか…と思ったけど、ばっちり起きられました。
やったね俺。
…というか、昨日はガクブルで肌布団かぶって寝ちゃったのですが、
暑 す ぎ て 寝 て ら れ ま せ ん で し た !
グッジョブ怨霊!
(いやべつにうちに出たわけじゃないけどな)
というか、
脱 水 気 味 で 起 き ま し た !
起きなかったらむしろ彼岸!
エアコンなしでスリリングなマイ人生。皆様もどうぞ。
(ええええええええ)
さて、今年読了した本37冊目、野尻抱介:著「アフナスの貴石 クレギオン <6>」ハヤカワ文庫:刊。クレギオンシリーズも残り少なくなってきましたよ。
今回の舞台はアフナスという小惑星系。ここで発見されたアフナサイトという石は「生きた宝石」と呼ばれているが、世界に4つしか見つかっていない。…どうやら、例によってロイドはその石に関する儲け話を拾ってきたらしいが、マージとメイに反対され…
…と、ここまではいつものパターン。
今回はロイドさんが家出…というか、船を売って会社をたたんで行方をくらましてしまう。退職金込みで給与は振り込まれたものの、失業してしまったマージとメイは、売りに出された船を新たに買い取ったクランとアルチナとともに、ロイドの足取りを追う…
新しい船のオーナーになった2人が、実はロイドの失踪に一役買っていた…というのはちょっと世間が狭い的なご都合主義を感じるけど、逆にマージとメイがこの2人に新たに雇われるところは必然、といった流れが面白い。…というか、操船のためのチューニングがタイトにできていて、慣れてない人間には簡単に操縦できないだけの話なんだけれども、「ボロ船を大事に使う零細企業」という設定が生きているというか。
そしてクランとアルチナの2人が訳ありで、追ってくるものたちと3つ巴の争い(…というよりは即席で組んだり裏切ったりのバトルロイヤルめいた関係だったけど)…とテンポは快調。
失踪したロイドはお話の終盤まで出てこないんだけど、「ロイドの抜けた穴」で語るロイド像、という叙述の面白さも堪能しました。
…そして、「生きた宝石」…「フェイダーリンクの鯨」であーだったんだからもしかしたらとおもったらやっぱりそうでした。
そうじゃなくっちゃ!地球上の生命以上に宇宙に散らばる生命には多様性が欲しいよね!たとえそのために相互理解のハードルが高くなっても!
…というわけで、オヤジおっかけストーリーとしても、未知との遭遇的な側面でも楽しめる、1読で2度美味しい本でした。
…しかし、「自分の夢をかなえるためなら周囲に迷惑をかけてもいい」という命題、…個人的には「いいぞやれやれ」なんですが、職場では言えないなあ。真なのでしょうか、偽なのでしょうか。
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