2007年11月28日
米澤穂信「氷菓」
昨日咳がひどいので5時ダッシュでかかりつけの医者に行き、待合室で読んで帰りにうどん食べに行ってそこでも読んで読了。今年読了した本57冊目、米澤穂信:著「氷菓」角川文庫:刊。米澤穂信は初めて。しかもこれでビュー作らしい。
舞台が学校なので、ミステリ成分はやや薄めというか、おきる事件が基本的に派手さがない(そりゃあ連続殺人とかフツーの高校で起きるほうがどうかしてるわなあ)けど、「日常のちょっと謎」とか「伝説として語られる先輩の謎」とか、高校生活ならではのギミックが効いてて爽やかに読めちゃった。
でも、本書最大の謎「伝説の先輩の謎」は読んでる途中で大枠で予想ついちゃった。そこはちょっと残念。
登場人物はありがちといえばありがちだけど、主人公(=語り手)の「省エネフィルター」を通した描写がちょっと個性的に感じて好きかな。ああ、学校でいつものメンバーと意味もなくいつもの会話ね、的な感覚が「究極超人あ〜る」と「パズルゲーム・ハイスクール」をたして2で割ったような感じだと思ったんですけど、果たしてこの2作品は足せるのか…ちょっと自信がありません。
本は薄いし描写もそんなに複雑じゃないので、さらっと読書にお勧め。高校時代のだらっと文科系部活なんかを思い出したい人にプッシュ。
…でも、私的に最大の謎は「氷菓」よりもむしろ「主人公の姉は超能力者じゃないのか」ってところなんだがw
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