2017年07月17日

ふくべあきひろ「いちにちこんちゅう」

いちにちこんちゅう (PHPにこにこえほん) -
いちにちこんちゅう (PHPにこにこえほん) -

 3連休の最終日。
洗濯くらいしかしなかったわけですが、ブックレビューくらい消化したいなと…

 2017年に読了した本19冊目、「いちにちこんちゅう」、ふくべあきひろ:文、かわしまななえ:絵、PHPにこにこ絵本:刊。

「いちにち」シリーズ第7弾!
これは去年の新刊で、2016年7月刊行です!
こんちゅうってかっこいいな!
…という例のノリで、今回は1日昆虫になりまくる「ぼく」。
最近「毎回ひどい目に会う」というパターンは崩れてきてるっぽいけど、
それは昆虫を好きなお子様が減ったからでしょうか。
(ジャポニカ学習帳の昆虫表紙が一時期危機になっていたような気が)

まあ、昆虫というのはお子様に取って永遠に興味深いものらしいので、
むしろリスペクトされるべく蘊蓄を語る方向性に行ったのではないかなとw
本物の蝶は好きじゃないけど、
「チョウだけに超イケメン」のページがなんか好きv
…主人公「ぼく」じゃなくなってるじゃんか〜〜〜wwwww

相変わらず「一日〇〇!」→オチの絵と擬音で大笑い、というパターンは健在。
昆虫が好きな子にもそうでない子にもおすすめ!

…夏休みになったら積んである本も読もうと思います…
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2017年07月01日

ディビッド・シャノン「ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった」

ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった -
ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった -

 昨日で一応読書週間は終了。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中…なのに昨日の記事はビキニアーマーのインパクトに負けた…
最終日は、6年生のテーマ読書にお付き合い!仕事したよ!

 2017年に読了した本18冊目、「ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった」、ディビッド・シャノン:文・絵、清水奈緒子:訳、セーラー出版:刊。

 ほんとうは好きなのに、みんながリマ豆を嫌いなので、
食べたいのを我慢しているカミラは、まわりにどう思われているのか気にしてばかり。
そんなカミラの体が、ある朝とつぜんしまもように!


 たまった本の放出なので昨日読んだ本じゃないけど、
5年生対象に読み聞かせをした1冊。

 体が縞々模様になったのを皮切りに、
どんどん外見が変化していく恐ろしい病にかかったカミラ・クリーム。
本当の姿はどこに?
本当の「わたし」はどこに?

 …うわ。
絵本だから面白おかしくストライプとかチェックの体色になっちゃって、
最後に治って良かったね、
ついでに人目をあんまり気にしなくてもいいことがわかってよかったね、という内容だけど。
これは大人でもけっこう深刻な問題をはらんでいるような…

整形とかはちょっと特殊な例かもしれないけど、
アンチエイジングとかダイエットとか、
マスク外せない話とか眉毛を抜かずにいられない話とか…

♪ありの〜ままに〜♪

いや、難しい。
全く何の人目も気にしないのも問題だろうし、
人目を気にしすぎて委縮するのも問題だろうし、
紙一重超えちゃうと被害妄想とか誇大妄想とか…

ピアプレッシャー感じ始める時期に読み聞かせするのが妥当だとは思うんだけど、
とりあえず大人も時々読んで自省しとけ、みたいな。

私?御多分に漏れず人のことは言えませんとも!

かわいいし面白いけどボディブローのように効く1冊。
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2017年06月29日

ルーシー・ナップ「モナ・リザをぬすんだのはだれ?」

モナ・リザをぬすんだのはだれ? (大型絵本) -
モナ・リザをぬすんだのはだれ? (大型絵本) -

 読書週間4日目。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中www
今日は司書の先生の手伝いもしたんだぜ!

 2017年に読了した本17冊目、「モナ・リザをぬすんだのはだれ?」、ルーシー・ナップ:文、ジル・マックエルマリー:絵、結城 昌子:訳、岩波書店:刊。

 モナ・リザが消えた!世界一有名な絵は、いったいどこへ?かくしたのはだれ?ぬすんだのはだれ?


 絵の中のモナ・リザ視点で追うアバウトモナ・リザ追跡行。
絵が描かれたとき、王家の人にひきとられ、
そして盗まれてふたたび美術館に戻るまでの物語。
ただし、主人公は「絵の中の人」なので、
「誰?_」に関しては言及しません。
「あの男」というように、絵の中の人が回想できる程度の情報に限られています。
凝ってるなあ。

あくまで「きれいな絵が描かれてから今までの経緯をたどる」物語を、
絵の立場になって語っているのがユニーク。
作者も美術館ゆかりの人らしく、時代背景や裏話をもりこみつつも、
子どもが読者であっても感情移入しやすい本になっております。

実際に盗んだ人について気になる人は、あとがきで紹介されているので読んでみてね☆
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2017年06月28日

内田麟太郎「イタチとみずがみさま」

イタチとみずがみさま (えほんのぼうけん28) -
イタチとみずがみさま (えほんのぼうけん28) -

 読書週間3日目。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中www
だがほんのり司書の先生ばっかりが頑張っている気がして申し訳ない…

 2017年に読了した本16冊目、「イタチとみずがみさま」、内田麟太郎:作、山本孝:絵、岩崎書店:刊。

あざみに恋したイタチ。しかし、日照りが続き、あざみが枯れそうになる。
水神様に必死に祈るイタチの願いが届いたのか、空からポツポツと雨が落ちてきた。6月の行事絵本。


大切なアザミを死なせないために、イタチは必至で雨ごいをする。
それはいつしか忘れられた雨ごいの踊りとなって、天に雲を沸かせ雨を降らせる…

他愛ないながらもかわいらしい、民話風語り口のお話。
だが、読みながら「恋かよ!」「おまえかよ!」と突っ込みが止まらない。
これが恋心である必然性がよくわからないのだが、
それは私の女子力が枯れたせい?
それとも昭和の腐女子の「やおい」談義の名残??

わりと何も考えずに「はあ〜」「かわいそう〜」
「がんばったんだね〜」「よかったね〜」で済ませそうなお子様を前に、
かわいらしく読み聞かせしたい1冊。
でもラストで「おまえかよ!」という突っ込みが聞かれたらそれはそれで面白いかも。
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2017年06月27日

ムウェニエ・ハディシ「くいしんぼうシマウマ」

くいしんぼうシマウマ〈新装版〉 -
くいしんぼうシマウマ〈新装版〉 -

 読書週間2日目。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中www

 2017年に読了した本15冊目、「くいしんぼうシマウマ」、ムウェニエ・ハディシ:文、 アドリエンヌ・ケナウェイ:絵、 草山万兎:訳、西村書店:刊。

 ずっとずっと昔、サバンナで暮らす動物たちの体は、みんなうすぼけたつまらない色でした。ある日、大きな音とともに現れたほら穴で素敵な毛皮を見つけて、動物たちは思い思いに着飾ります。さて、くいしんぼうのシマウマくんは...? ケニアの昔話。


 動物の体色や模様の起源話。
動物たちは自分の好みの毛皮を自分で縫って着飾ったんだそうな。
だけど食いしん坊のシマウマは、あっちこっちで寄り道をして、
着いた時には黒い毛皮しかなかった。
しかも食いしん坊で太っているもんだからびりびりに破けて今のあの縞々が…

Σ ちょっと待った!!
シマウマのあれを「太っている」とするならば、
私はどうしたらいいの〜〜〜〜〜〜!!

レーシング・ストライプス」とかを見た感触では、
さすがに馬よりはお尻がむっちりしてるかなと思うけど
(瞬発力を感じさせるトモの発達)
太っているという印象はないじゃないのよ…

…それとも後日談として「反省してやせ細った」のかしら…

重箱の隅的な感想はともかく。
途中でなんだか読めてくるオチに向かって楽しく進む物語と、
きりっとビビッドでポップな絵柄がマッチしてて素敵な絵本。
文の人も絵の人も、ケニアにはゆかりの深い国際人。
そして訳者の人は翻訳が本業じゃなくって生態学とかやっている理学博士らしいぞ。
あんまり情緒的な感じのしない仕上がりになっているのはそのせいかもしれない。
(…まあ、この手の起源話はそんなに情緒を追いかけないけどねえ)

不透明水彩とか取り出したくなる1冊でしたw
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2017年06月26日

かさいまり「くれよんがおれたとき」

くれよんが おれたとき -
くれよんが おれたとき -

 読書週間開幕!
休み時間は阿鼻叫喚!
一週間駆け抜けるわよ!みたいな。

 というわけで、今週は読み終わった本のブックレビュー強調週間ですw
読んだらとっとと記録しろや自分www

 2017年に読了した本14冊目、「くれよんがおれたとき」、かさいまり:作、北村裕花:絵、公文出版:刊。
平成29年新潟県課題図書。課題図書つながりで「ばあばは、だいじょうぶ」の後で読んでみた。
友達との微妙ないさかいについて描かれた物語だけど、
ばあちゃんが認知症になるよりほっとするよ…。
というか、この物語がアンハッピーエンドで終わったとしても、
この先仲直りすることはあり得るわけで、
子ども視線で「こんなとき、どうするかな」「あの時の〇〇ちゃん、こんな気持ちだったのかな」と
考える余地があることもあり、こっちの方が安心してお子様に渡せるなあ…
(いや、「家族が病気」枠もそれはそれで大事だとは思うんだけどさ!)

主人公の女の子は気が小さくておとなしいようだけど、
それでもしっかり感じていることはあって、
それがなんだかあるある過ぎて好感が持てます。

新しいクレヨンがもったいなくて使えない。あるある。
仲良しのお友達に「貸して」って言われて、本当はいやなんだけど断れない。あるある。
がっつり使われちゃってがっかり。あるある。
返してって言えない。だったら我慢すればいいのに顔や態度に出ちゃう。あるあるある!

幼いころのあるある中枢をいろいろと刺激されました。
でも、だからこそ最後にふり絞った勇気は素敵だよね。
素直に共感出来ましたとも!
(う〜ん、逆に素直に共感できすぎるから引っかかりが少なくて感想文課題図書向けじゃないのか?)

自分にも、もったいなくて死蔵してしまったあれやこれやがあるわけですが、
(そしてそれがハムスターの巣を構成していて断捨離なんてとてもとてもなのですが)
「モノはモノ」と割り切って使えるようになることが成長なのか、
「大事なものだから貸せない」ときっぱり言えるようになることが成長なのか、
「不満があってもポーカーフェイス完璧」が成長なのか。
いや、どれもある意味成長なんだろうけど、どのベクトルが正しいのかなあ…。
(個人差であるとは思うけどさ)

そして、最近の自分を振り返ってみるに、
「新しく買ったものがもったいなくて使えない」はまだかすかにあるけど、
「お気に入りだから貸したくない」が徐々になくなってきた感じ…

たぶん「布教活動」になっちゃってるんだろうなあ。
特に文具。
困ったもんだ。
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2017年06月18日

楠章子「ばあばは、だいじょうぶ」

ばあばは、だいじょうぶ (絵本・ちいさななかまたち) -
ばあばは、だいじょうぶ (絵本・ちいさななかまたち) -

 2017年に読了した本13冊目、「ばあばは、だいじょうぶ」、楠章子:作、いしいつとむ:絵、童心社:刊。
平成29年全国課題図書。一応課題図書だから読んでみた。

大好きな、やさしいばあばが、この頃変わってしまった。何度も同じ質問をしてきたり、とくいだった編み物ができなくなったり。ばあばは「わすれてしまう病気」なんだ。そして冬の寒い日、ばあばがいなくなってしまい…。


 うわわわわ。認知症のおばあちゃんを子どもの視線から見た物語か!
課題図書にはどうも「病気枠」があるんじゃないかと思うほど弟や妹が病気になったり死んじゃったりするわけですが、これもそういう系統の選書なのでしょうか。
だいじょうぶ、だいじょうぶ」あたりでも思うんだけど、「病気」の弟や妹ならなおる希望もあるんだよなあ(まあ、そういう物語では結構な頻度で死にますが)。
だが、老人の場合は、なおる希望がとても少ない。
そして、作者の体験が元になっているという「大好きだったはずのおばあちゃんにやさしくできなくなっていく主人公」のリアル。
…ごめんなさい、絵本でこれは…きついっす…。

そもそも「だいじょうぶ、だいじょうぶ」なんかは5年生の教科書に載ってるんだけど、
ベッドに横たわるおじいちゃんに、ぼくが「だいじょうぶだよ」と話しかけるラストで、
私自身が「大丈夫なもんか〜〜〜〜〜〜っ!」って言いたくなるからなあ。
(授業ですのでお子様の解釈とか教科書の解釈に合わせますけどね)

大丈夫じゃないけど大丈夫って言わなきゃいけないんだよ!
それが病室に行った時のジャスティス!
(祖母が末期がんで入院してた大学時代の叫び)
目の前で呼吸が止まっても冷静にナースコールですよ!

…そんなわけで「大丈夫じゃないがな!」と内心叫びつつも読了。
お子様読者はそこで終了なんだけど、
大人な私はあとがきまで読んでさらに身につまされました…。
老々介護とかこの先自分の身にも…
(というか、若いころの人生設計ではそろそろいなくなってるはずなんだけど、
なんかとりあえずもうしばらく生きられるっぽいから自分の認知に心配が…)

で、読書感想文の審査もしたことがあるんだけど、
本の内容と感想にリンクして、
自分(感想文を書いた人)の生き方の変化を問う…みたいな読み方するんですよ…。
この本の感想文、なんか壮絶そうだなあ…

というわけで、意外に重たい1冊。
感想文を書かない人も、ぜひ。
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2017年06月15日

キム・ファン「すばこ」

すばこ [ キム・ファン ] - 楽天ブックス
すばこ [ キム・ファン ] - 楽天ブックス

 今日も今日とて限界体力。
昨日の「いってらっしゃ…(がくり)」に引き続き、
今日は「おかえりなさ…(ばたり)」という感じなんだけど、
6年生は無事に帰ってきましたのでまあいいかなと。


 で、相変わらずのカウンター読書。2017年に読了した本12冊目、「すばこ」、キム・ファン:文、イ・スンウォン:絵、ほるぷ出版:刊。

 「小鳥さんが子育てしやすいように巣箱をかけよう!」
さて、この発想はいったいいつ頃できたものなのか。
なんたって昔は鳥なんてどこにでもいたし、
人間の頭には「保護する」なんていう単語はなかった。
パパゲーノは鳥もちもって捕って売ってたわけだしね。

 で、ドイツのベルレプシュ男爵による巣箱の発想とその完成、
世界への広がりなどを絵本で表現したのが本作。
鳥スキーは読んで感動するのがいいと思うよ!
ちなみに、日本では森岡農林高等学校の実習で使われたのが最初である…みたいな
しびれる蘊蓄もちらり。

元祖鳥スキーの男爵に敬礼!
緑あふれる挿絵もちょっとほっとするよ!
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2017年05月25日

たかとのほうこ「みどりいろのたね」

みどりいろのたね (福音館創作童話シリーズ) -
みどりいろのたね (福音館創作童話シリーズ) -

 だらだらとカウンター読書継続中。2017年に読了した本11冊目、「みどりいろのたね」、たかとのほうこ:作、太田大八:絵、福音館書店:刊。

 エンドウ豆の種と一緒に、まあちゃんはメロン味のあめを植えちゃった!土の中でけんかをする種とあめ。でもまあちゃんがお水をやらないので、おなかがすいた種たちはあめをなめて…

 すっとぼけた挿絵がかなりの味をもってる1冊。
とかく種をまくと「きちんとお水をあげないと枯れてしまいますよ!」
それでなくても「学校にあめなんかもってきてはいけません!」
「お勉強中にふざけてあめなんか畑に植えないの!!」
みたいな生活が我が人生。ああ。
…まあ、畑に種まきにいってあめをなめてたお子様を叱った経験なんてないんだけどさ。
(そこまでフリーダムなお子様はそうそういませんよねえ)

で、あめはなめてもらえて大満足(消えるけど)。
まあちゃんも知らない間に芽が出て豆がなって大満足。
食べてみたらまめがメロン味で、周りの友達も大満足。

…という「因果応報?なにそれおいしいの?」的ほのぼの大団円w

お子様は「よかったね、おもしろかったね」でしょうけど、
世知辛い大人の私はなぜか反省したのでした…。

いや、「結果オーライ」なんてよくあることだけどさ!
自分自身も結果オーライ教のある意味信者だけどさ!
何でダメージ受けてんだちくしょうwww
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2017年05月15日

前川貴行「北の馬と南の馬」

北の馬と南の馬 -
北の馬と南の馬 -

さて応援練習で忙しいながらも図書室のカウンターにも入ってるよ!
というわけで、2017年に読了した本10目、「北の馬と南の馬」、前川貴行:写真と文、あかね書房:刊。

宮崎県・都井岬に生息する「御崎馬」と、青森県・尻屋岬に住む「寒立馬」。
ともに天然記念物に指定されている2種類の中型馬の暮らしを写真と文でつづった1冊。

5年生の国語の教科書で紹介されているらしき絵本なのですが、
絵本と言いつつ、写真は詳細かつダイナミックだし、
生態にもわかりやすく触れられているし、なかなか良い1冊でした。
(馬スキー爆発、という話もある)

「天然記念物」とはいっても、天然に放置していてはその血筋がきちんと続いていくとは限らないわけで、
人の手による自然のバランスを考えた保護がきちんとなされないといけないのだなあ…と実感。

里山の管理とか田んぼ周りの自然なんかにも通じる話なんだけど、
「自然=人間と対立するもの」なのではなく、
畏れながらも手を入れて共存していくべきものなんだろうなあ…

…というか、そういう文脈で教科書に載ってるんだろうか。
(5年の国語の教科書…何年振りかしら)
レイチェル・カーソンの電気なんかもラインナップされてたような気がするし。

そんなわけで堪能しました。
馬見に行きたくなったよ!
(乗るのは体重がアレしてアレなのであきらめた…)
(あ、待てよ、輓馬ちゃんたちならもしかして余裕で…)
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2017年04月25日

あきびんご「30000このすいか」

30000このすいか -
30000このすいか -

なんだかんだで仕事が進んでよかったー!
…だが体力的にはヘロヘロです…
Σちょっとまってよまだ週の序盤ですよ!!

2017年に読了した本9目、「30000このすいか」、あきびんご:作、、くもん出版:刊。

山の中の広い畑での〜んびりと
おひさまの光をたっぷり浴びて育った見事な「すいか」たち。
その数はなんと30000個。まるまるとしていて美味しそうです。

ある日のこと。
カラスの噂話を耳にしたすいかは
驚愕の事実を知って気絶しそうになります。

「ねえ。みんな きいた?わたしたち たべられるんだって!」

それはたまったもんじゃないと、すいかたちは夜中に脱走を企てます。


Σ 君たちおいしく食べてもらうために大きくなったんじゃないの!?

たべられちゃう!と慌てて逃げだしたスイカたちのシュールな逃避行。
真夜中のみちをみんなでごろんごろんごろんごろん…

…これ…スイカじゃない…レミング…
…いや待て…なんか妖怪の行列というか…あ、もしかして「魑魅魍魎」とはこのこと?

無事に逃げてないじゃん!
レミングかよ!
群体かよ!
なめるのかよ!
結局食われるのかよ!

ページをめくるたびに突っ込みが止まらない1冊。

教室では読み聞かせしづらいですが、
ご家庭でお父様が読み聞かせるのにぴったりの1冊…で…

…いや待て。
これはむしろお子様がお父様に読み聞かせをするといいと思います!
そしてページをめくってお子様が一区切り読むごとに、

聞いていたお父様が総突っ込みを入れるといいと思います!
(むしろ家庭の読書がシュールな方向に!)

新しい家族読書の在り方を提案する素晴らしい1冊を皆様もぜひ!
(いや、そんな意図で発刊されてないから!)

別にお母様が読み聞かせてもらって総突っ込み入れてもいいとは思うけど、
お母様の「大阪のおばちゃん的指数」が要求されそうな気がするんだよなあ…
あえてお父様と限定したのはそういう意図があったからで、
ジェンダーバイアスかける気はないよ!
(でも立派にバイアスがかかってる気がしますけどね)
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2017年04月20日

鈴木のりたけ「ぼくのおふろ」

ぼくのおふろ (わたしのえほん) -
ぼくのおふろ (わたしのえほん) -

2017年に読了した本8目、「ぼくのおふろ 」、鈴木のりたけ:作、、PHPえほん:刊。

おふろにはいろう!
から想像する夢のお風呂の数々。
♪あんな風呂いいな いれたらいいな♪
妙なダジャレ風呂もあるけど、そこはそれ、
「ぼくのかんがえたさいきょうのおふろ」だからあえてつつかない。

途中からウォーリーを探せ!風味のアドベンチャー展開になるのもなかなかよろしい。

…だがすべての風呂が楽しすぎてのぼせそうだw

お風呂を愛するすべての人と「ぼくがかんがえたさいきょうのせってい」が好物の人すべてにささげたいw

…温泉に行きたくなってきました…
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2017年04月19日

ふくべあきひろ「いちにちおもちゃ」

いちにちおもちゃ (PHPにこにこえほん) -
いちにちおもちゃ (PHPにこにこえほん) -

 毎日毎日へろへろしていますが、仕事もちゃんとやってるよ!
今週からは始業前に図書室のカウンター業務を始めたよ!

…で、本とかお子様とかの相手をしていたら、ブックレビューがそこそこたまっているのを思い出したなりw

2017年に読了した本7目、「いちにちおもちゃ 」、ふくべあきひろ:作、かわしまななえ:絵、PHPにこにこえほん:刊。

おもちゃって、たのしそうだな。よし、いちにちおもちゃになってみよう。


主人公の「ぼく」は、おもちゃを見てそう思います。

シリーズを読んできた人ならわかるよね?

そう、フラグだ!

いちにちくれよん。紙にこすりつけられて、いたたたた〜。
いちにちコマ。ぐるぐる目がまわってきもちわるい。
いちにちぬりえ。ぐちゃぐちゃにぬられて、変な顔。


おもちゃになってみたがために、これでもかと繰り広げられる苦労の数々。
フラグ回収しまくりで、安定してひどい目にあいます。
おもちゃって、大変なんだなあ。

だから大事にしよう、ちゃんと片付けよう…と
なんかいい方向にオチが付くんだけど、
…解せぬ。どうしてそうなった…。

お子様たちは「楽しく一緒に遊んであげている」つもりなんだろうけど、
そのように演出しながら苦労を一身に背負っているおもちゃたちにエールを送りたい。

…別に日々苦労してるからじゃないわよ。

多分。
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2017年03月12日

西村豊「ヤマネさん―お山にかえるまで - 」

ヤマネさん―お山にかえるまで -
ヤマネさん―お山にかえるまで -

今週末もだらだら終了してしまった。
仕事持って帰ったのになあ…
うん、明日から本気出すw

さて2017年に読了した本6目、「ヤマネさん―お山にかえるまで - 」、西村豊:写真と文、アリス館:刊。
学校で読み散らかした児童書をレビューするシリーズですが、最近は図書室は行ってないのに消化試合気味w

シャイであるがゆえになかなか人前に姿を現さないヤマネさん(と、ぼのぼのにあったような気がする

そのヤマネの赤ちゃんを保護して、山に返すまでの記録を文と写真でつづった1冊。

…こんな萌え死ぬやんか〜〜〜〜!!
全ページもふもふしたいよ!
そして(地方にもよるだろうけど)、意外と身近なところに潜んでいることがわかったり、
多分新潟の街中では無駄知識になるだろうけど幼体を拾った時どう飼育するかとか、
島民をどうサポートしていくかとか、なかなか素敵な視点で書かれております。

もし野生動物をひろったらどうするか。

ああ、鳥もそうだけど拾わずに済むことが大前提として、
(かなり建前くさいな私が言うと)
拾ってしまったら助けてあげたいよね!
そういう時にちょっと役立ちそうな1冊。

…多分拾わないだろうけど、「拾っちゃったらどうしよう」的な妄想にも役立つ1冊!

もふスキーは必見!
(ちなみに著者はヤマネのプロらしく、
ヤマネ本がほかにも刊行されております)
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2017年02月19日

朝倉仁監修「さわって学べる算数図鑑」

さわって学べる算数図鑑 -
さわって学べる算数図鑑 -

週末はだらだらゲームして過ぎて行った〜。
風邪の症状も微妙に残って平日へ続く。

さて2017年に読了した本5冊目、「さわって学べる算数図鑑」、朝倉仁:監修、Gakken:刊。
学校で読み散らかした児童書がたまってるけど、久々に自分で買った本なので飛び込みレビューで。

「目と指先から算数センスが身につく!」と帯にある通り、
算数関係の仕掛け絵本です。
はしごを上ったり下りたりして足し算、引き算。
3つずつドットが出てくる窓をぱかぱか操作して掛け算、割り算。
展開図をくるくる組み立てて立体図形!

算数の時間で実際にやることも多いこの手の操作活動は、
算数セットでもなければ終わったら捨てちゃうことが多いはず。
これがあれば本棚から取り出して復習できますよ!

むしろ習う前に遊んでおけ!

立体図形や倍数約数あたりまでカバーしていて、
小学校算数のすべてではないけど、
ちょっとイメージもっておくといい部分が盛りだくさんでなかなか良い本ですよ!

…というか、むしろ小さいころからいらない紙とか無駄にして
こういうの遊んでおけばいいのになあ、と昭和生まれは思うのであった…
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2017年02月02日

「外郎売」(声にだすことばえほん)

外郎売 (声にだすことばえほん) -
外郎売 (声にだすことばえほん) -

さて今週も終盤。
ちょっと頭が痛いので早めに寝る所存。
それはそれとして2017年に読了した本4冊目、「外郎売」、斎藤孝:編、長野ヒデ子:絵、ほるぷ出版:刊。

歌舞伎の「外郎売」を、作中の早口言葉をわかりやすくコミカルな絵にしてあるので
とっつきやすい幹事の絵本です。
まあ、文だけで目で追っても楽しくないので、
あとは絵と一緒に楽しむ(この絵本)か、
耳空も入れて楽しむ(歌舞伎の口上を聞く)かどっちかにすると面白いということなんだろうなあ。
読み聞かせでぜひ聞いてみたい1冊。

…ただ、がっちり練習しないと読み聞かせするのは難しい1冊とも言えそうだw
ネットにmp3とか転がってるみたいだし。その気になったらまず聞いて練習してみようそうしよう。
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2017年01月29日

辻村 益朗「本のれきし5000年」

本のれきし5000年 (たくさんのふしぎ傑作集) -
本のれきし5000年 (たくさんのふしぎ傑作集) -

 毎朝の隙間読書で読了した本着々。
2017年に読了した本3冊目、「本のれきし5000年」、辻村 益朗:作、福音館書店:刊。たくさんのふしぎ傑作選。

わたしたちがふだん目にする本は、ほとんどが紙でできています。紙はわたしたちのまわりにたくさんあるので、その大切さをうっかりわすれそうですが、もし紙がきゅうになくなったとしたら、本屋さんのたなはからっぽになることでしょう。では、大むかし、紙がなかった時代には、本もなかったのでしょうか。また、もしあったとすれば、それはどんなものだったのでしょう。小学中級むき。


今我々が「本」と読んでいるものは紙に印刷された内容を綴じてあるあの形態なわけだけど、
今の形になる前はどんな形であったのか。
ヒエログリフのパピルスや楔形文字の粘土板から近代の活字まで、本の歴史を5000年分ざっと紹介!
という感じの本。

ビブリオマニア育成の書とも言えそうだw

パピルスは巻いておいたらしいし、
粘土板は板の形だし、
(だが「粘土板の手紙」を壊さないと読めない「粘土板の封筒」に入れて送っていたらしい。
なにそれどんだけ超親展なの!)
日本は鎖国のために西洋型の印刷および製本技術が入ってこなかったとか、
なんかもう蘊蓄の嵐に晒されて幸せな1冊です。

さすがに現代の電子入稿オンデマンドまではカバーしてなかったけど、
そもそも電子書籍を「本」と言い出すと、
物質としての「書籍」と
ミームとしての「本(の内容)」がごっちゃになってしまいかねないものなあ。

とりあえず、「たくさんのふしぎ」は侮れないのであった…。
(最近大人向けの本を読んでいない言い訳じゃないわよ)
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2017年01月23日

ふくべあきひろ「いちにちおばけ」

いちにちおばけ (PHPにこにこえほん) -
いちにちおばけ (PHPにこにこえほん) -

やばいやばい、また読んだ本がたまってきたぞ。
というわけで、2017年に読了した本2冊目、「いちにちおばけ」、ふくべあきひろ:作、かわしまななえ:絵、PHPにこにこえほん:刊。

去年読んだ「いちにちぶんぼうぐ」のシリーズ第4弾。
全部読まないのは図書館の予算の問題です。てへw

「おばけって、こわいな。ぼくもおばけになったら、
 おばけがこわくなくなるかな?」


ああ…うん、「おばけはこわい」が発端なのね。
怖くなくなるためにおばけになる…

Σ 死ぬよ!?

というような大人の無粋な突込みはどこ吹く風。
主人公の「ぼく」はおばけになりまくります。

いちにち からかさおばけ!
…ああ、うん、妖怪はお化けのカテゴリーかあ…うん、もともとそんな怖くないしね…
(でもたぶん本物に夜出会ったら私ちびりますよ)

いちにち くちさけおんな!

Σ ちょま! くちさけ「おんな」でええのんか!


他にもメデゥーサとかゆきおんなとか、かっぱ、みいらおとこにおおかみおとこ…

読んでいて先生は思いました。

「最近のお子様はジェンダー教育がしっかりしているわあ…」

…いや、多分違う。
そして文房具と違って、何になっても楽しそうだ。
テクノロジーが進歩しても、妖怪がすたれない原因は、
案外こんなところにあるのかもしれない…。
(というか、グレムリンみたいにそっち系に順応するタイプも出てくるしなあ)
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2017年01月15日

広瀬克也「妖怪食堂」

妖怪食堂 -
妖怪食堂 -

 2017年に読了した本1冊目、「妖怪食堂」、広瀬克也:著、絵本館:刊。
2016年に読んだ本は39冊。…というかほかにもあったけどメモを廃棄。潔く。
3月までは図書室担当なので、児童書中心に読み漁ってはレビューとも言えないレビューにする予定。
(去年読んだ本とかぶった場合は、レビューがかぶってなければご紹介しますw)

 さて、主人公(?)は人間の男の子らしいんだけど、お父さんが食堂を始めました。
場所は妖怪横丁(あ、これシリーズの4作目らしいよ)。
お店の名前は「忍術仕込み しのび食堂」というんだけど、
…お父さん、忍者なんですか…?
確かに黒装束着てるし、忍術っぽくどろんどろんと料理出しちゃうし。
…ただ、黒装束で目以外はっきりしない顔に、3本ヒゲが描いてあって、
そこはかとなくねずみ男を連想させるような…
Σ待て!すると主人公の少年は鬼太郎?鬼太郎なの??

…という些細なところが意識の片隅から離れないのですが、
たちまち大人気になったこの食堂、
お客さんに合わせて怪しいメニューのオンパレード。
「百目だまガンマー焼き」に、「おはぐろべったりタコスミパスタ」といった感じで、
妖怪の名前とかどんな妖怪かががちょっと思い出せると楽しい楽しい。
そしてみんなうまそうに食べるんだよ…

とってもご相伴にあずかりたい1冊。
いや、まてよ…化かされるかもしれない?
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2016年12月25日

ふくべあきひろ「かぶとむしランドセル」

かぶとむしランドセル (PHPわたしのえほん) -
かぶとむしランドセル (PHPわたしのえほん) -

クリスマス〜。
でもすでにチキンは食べた!
ケーキも食べた!
プレゼントは忘年会で交換した!
(木製のカトラリーセットでした。かわいいv)

…今日は和菓子を買って来た。
「サンタ」と「ツリー」の和生がセットだったんだよ!
あとでお茶を出していただきます。

さて2016年に読了した本39冊目、「かぶとむしランドセル」、ふくべあきひろ:文、おおのこうへい:絵、PHP研究所:刊。

おじいちゃんから、入学のお祝いにランドセルをもらったみっちゃん。みっちゃんが喜んで箱を空けると、なかからでてきたのは、なんと“かぶとむしランドセル”でした。


という始まりで、主人公は相棒・かぶとむしランドセルとの邂逅を果たすのであった。
「ぼく、普通のランドセルがいい!」
とごねたりするけど、

Σ いやいやいや、最高だろかぶとむしランドセル!!

入学式で角が頭の上に見えるが故に「との」とあだ名をつけられたり、
夜行性であるがゆえに夜中うるさかったり、
授業中にぽろぽろうんちをしたり、
給食のゼリーに興奮したり、
くわがた先生と敵同士になったり…

Σ なにこの布陣!最強だろ!!!

というわけで、みっちゃんのコミカルな日常はどう結末へ?
非常に楽しい1冊でした。
主人公がいやだいやだと言っていますが、
悲惨な結末が待っていそうもないので安心して読める1冊。

で、思うんですけどね。
「とのさま」と馬鹿にされちゃった主人公の「みっちゃん」、
本名はいえみつくん。
(爺ちゃんの手紙に出てきた)
途中で出てくる凶暴な犬の名前が「つなよし」。
…爺ちゃんの名前は出てこなかったんだけど、やっぱり「いえやす」なんじゃろか…。
posted by NOIRA at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする