2017年12月31日

心残り連続投下

Σ ぎゃー!!ブックレビューが終わらなかった!(サボりすぎ)

仕方がないので一言レビューで済ましちゃえ!
2017年に読了した本34冊目〜36冊目まで。

シリーズいのちの授業〈2〉いのちがおわるとき -
シリーズいのちの授業〈2〉いのちがおわるとき -

「いのちがおわるとき」。死を扱ったデス・エデュケーションのシリーズ。
大事なことだし自分の身近な人が亡くなったときなんかのことを思い出してみたけど、
授業として構成するとイメージできない第2弾。
…まあ、自分が授業する段になったら取捨選択して好きにやりゃあいいんだろうけどな…。

干したから… (ふしぎびっくり写真えほん) -
干したから… (ふしぎびっくり写真えほん) -

「干したから…」たぶん干し柿からのつながりで読んでるw
干すと軽くなるとか水分が抜けるとか腐りにくくなるとか、
割と当たり前のことなんだけど、「干す」をキーワードにしてメタにつながる楽しい1冊。
個人的にはネズミも干して食べちゃうんだ人類!
病気とか大丈夫か!という衝撃。
…でもまあ、カピバラなんかは家畜として食用にもなるというし…ブルブル。

ほぼ日手帳公式ガイドブック2018 LIFEのBOOK -
ほぼ日手帳公式ガイドブック2018 LIFEのBOOK -

「ほぼ日手帳公式ガイドブック2018」。
なんか年々グローバルになっていって面白い。
「インスタ映え」って言葉がはやったけど、ほぼ日手帳のインスタ率もすごい高いよね…。
そして2月にどれを買おうかいまだにもやもや悩み中。

…というわけで、駆け足で今年のブックレビューはおしまい!
読んだその日に「暮らしのキロク」で手帳にメモっておいたので、
時間がたってもレビューできました!
ありがとうキングジムさん!

キングジム 日記帳 ノリ付きメモ 暮らしのキロク ブック 3000エメ -
キングジム 日記帳 ノリ付きメモ 暮らしのキロク ブック 3000エメ -

…ただし、いつでも記事にできる安心感が今回レビューをためる罠になってしまった…
posted by NOIRA at 23:28| Comment(2) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月24日

水口博也「マッコウの歌」

マッコウの歌―しろいおおきなともだち (地球からのメッセージ絵本シリーズ) -
マッコウの歌―しろいおおきなともだち (地球からのメッセージ絵本シリーズ) -

さて今年も残りわずか。
2017年に読了した本33冊目、「マッコウの歌―しろいおおきなともだち(地球からのメッセージ絵本シリーズ) 」、
水口博也:著、小学館:刊。

むかし人々に恐れられたというマッコウクジラに少年が出会い、その神秘的な姿に次第にひかれていく物語。世界的にもめずらしいマッコウクジラの初めての写真絵本です。


クジラ・イルカ等の取材で世界的に活躍する海洋写真家・水口博也による、マッコウクジラの写真絵本。
「少年とおじいさんを乗せた、いっそうの小舟が、広い海原を進んでいました。」
…から始まる写真でつづるマッコウクジラの物語。
若いころ捕鯨をしていたおじいさんが、少年に語る形でつづられるクジラの生態。
文章では2人のやり取りが描かれているけれども、
目の前に広がる景色は海と鯨の写真ばかりで構成されています。

うん、わかる!
語られるクジラたちが大事!
人間は蛇足!
(待ってそれ「鯨の王」と同じ感想じゃ…)

作中かの「白鯨」になぞらえられたマッコウクジラの白化個体がなんともかわいいよ…。
(目が黒いからアルビノじゃないんだろうなあと思った次第)
鯨スキーはぜひ見ておけ!
そしてあとがきまで読むがよい!

…何でもいいけど表紙のマッコウちゃんのしわっぽい表面…
しわ…なんでしょうか…それともセルライト…(親☆近☆感)
posted by NOIRA at 23:46| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月17日

絵本 遠野物語「まよいが」

まよいが (えほん遠野物語) -
まよいが (えほん遠野物語) -

今日はゲームのイベントをガンガン進めた休日。
気分は早めの冬休みwww

…でもまあ。今年の残りもあと半月なので、ブックレビューを進めてみる。
2017年に読了した本32冊目、「まよいが (えほん遠野物語) 」、
柳田国男:原作、京極夏彦:文、近藤恵美子:絵、汐文社:刊。

遠野物語remix」絵本版キター!!ってここ狂喜乱舞するところですよね!
文章は散文的だけど語り口は重厚!
Remixと文章比べたいところだけど、
前の学校で人に貸したまま転勤してしまったのでちょっとそれは不可能です…
(「とられた」とか「なくした」というよりは、
この本に関しては「布教」だと思うのでやむなし)

絵本らしく素朴でかわいい挿絵がまたいい感じ。
基本的にはふしぎな家に迷い込んだ女の人の話。
ものすごく怖い目にあうわけではないけど、
迷い込んだ家が無人なのに何かいる感じなのはすごい恐怖だと思うのですよ…
そしてたったひとりの登場人物であるこの女の人
(作中では「女房」となっている。
誰の…というよりは「近所のおっかちゃん」というニュアンスかな)、
こっちを向かない。
むしろ、挿絵は彼女の視点で見えるものを描いている。
で、表紙絵が白っぽいんだけど、
本来我々が生きている「こっち側」をうすぼんやり、
まよいがを中心とした「あっち側」を鮮やかな色彩で描いているのも印象的。

昔の人は、闇の向こうにあんなにも色鮮やかに異界を感じていたのだろうか。
それとも、代わり映えのしない日常からの夢想としての異界なのだろうか。
posted by NOIRA at 23:17| Comment(2) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月16日

種村エイ子「シリーズいのちの授業〈1〉いのちがはじまるとき」

シリーズいのちの授業〈1〉いのちがはじまるとき -
シリーズいのちの授業〈1〉いのちがはじまるとき -

比較的元気な週末。ブックレビューを進めねば。
…というわけで、2017年に読了した本31冊目、「シリーズいのちの授業〈1〉いのちがはじまるとき」、
種村エイ子:監修、ポプラ社:刊。

奇跡的ないのちの誕生のしくみを知ることで、いのちの大切さ、かけがえのない自分という存在を認識し、考える本です。(出版社からの内容紹介)


ブックトーク型授業「デス・エデュケーション(いのちの授業)」実践から再構成されたシリーズの1冊。
デス(死)と言いつつ、最初は命の始まり、誕生とそれに絡んだ性のお話から。
いのちの誕生、自己理解と肯定、性教育…シリーズその1の本書はその辺のキーワードで語られる。
性教育の授業については小学校の教育課程で位置づけられているし、
本書の中には授業風景の写真もあり、
実際の子どもの感想から再構成したであろう子どもたちのつぶやきや感想も載っている。
(もちろん挿絵として描かれたお子さんたちがしゃべってます。
まあプライバシーとかいろいろあるからね!)

…うーん、でも何だろう、読みながら自分で一連の授業の形に頭の中で再構成できなかった…。
多分複数の実践をまとめて本にしているせいじゃないかなあと思うんだけど、
何十時間かければこの本の内容が不足なく穏やかに伝えられるんだろうか…。

さらっと一読する時間は小一時間もあれば(あとがき等まで含めて)読めちゃうんだけど、
難しいよなあ…
デリケートな問題だということもあるんだけど、
こっちの授業力とかその辺の問題でしょうか…しょんぼり…
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2017年12月12日

西村豊「干し柿」

干し柿 (あかね・新えほんシリーズ) -
干し柿 (あかね・新えほんシリーズ) -

今日も調子がいまいちで、時間給を取って帰ってきました。
いかん、怠け癖が付くと戻れない…(早く来い冬休み!)

今年の読書は今年のうちに。2017年に読了した本30冊目、「干し柿」、
西村豊:文・写真、あかね書房:刊。

見てくださいよ表紙にぶらーん赤い宝物!!
なんか長々続く鳥居の中をくぐっていくような幻想的な風景だよね!

私自身はものすごく干し柿が好きなわけではないけど、
好きな人にはたまらないだろうなあ。
もともとしぶくて食べられない柿が、
干し柿づくりという工程を通して甘くなっていく不思議。
昔の人の知恵があの赤いくにゅくにゅした果肉に詰まってますとも!
美しい写真で綴る保存食の知恵。
そういえば父の世代なんかはおやつに干し柿の皮とか食べたと聞いたことがあるような…
最後に干し柿づくりの体験までお勧めされて、
うっかり家に柿の木があったらトライするところだったよ!

そうそう、今年は「しぶい梨」を体験しました。
渋柿はものすごい昔にかじってぶえーってなったけど(ごめん)、
別に柿だけではなかったんだね…

品種改良してくれた皆様に感謝。
おかげで今日もいろいろなものがおいしいです。
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2017年12月10日

ヨシタケシンスケ「つまんない つまんない」

つまんない つまんない (MOEのえほん) -
つまんない つまんない (MOEのえほん) -

やばい。
ぼやぼやしてたら今年が終わる。
今年のレビューは今年のうちに!(謎の使命感)

…というわけで、2017年に読了した本29冊目、「つまんない つまんない」、
ヨシタケシンスケ:著、白泉社:刊。

子どもの頃にだれしも体感する「つまんない」。
つまんないはつまんないんだけど、つまんないってどういうこと?
ヨシタケシンスケ氏によるつまんないのスーパー掘り下げ絵本!
(いかん、「つまんない」がゲシュタルト崩壊起こしてきた)

すっかり見かけたら手に取るようになりましたヨシタケシンスケ氏の絵本。
「つまんない」…確かに謎の概念ではあるな…
というか、「つまんない理由」がわかっていればそれは解消できるわけで、
つまんなくはなくなるんだろうなあ。
妙なところに視点を当てて、細かく掘り下げる手法はさすがです。

…まあ、必殺技「現実逃避」を覚えてしまうと、
いつでも異世界に逃避して「つまんない」は比較的かわすことができます。

…ただし、仕事にしろ何にしろミスは増えますwww
(笑いごっちゃねーよ)
posted by NOIRA at 23:25| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

内田和俊「レジリエンス入門: 折れない心のつくり方」

レジリエンス入門: 折れない心のつくり方 (ちくまプリマー新書) -
レジリエンス入門: 折れない心のつくり方 (ちくまプリマー新書) -

最近読書をさぼり気味でしかもブックレビューもサボり気味という状態で、
「なら別に問題ないんじゃない?」と思っていたら
あろうことか夏休みに読んだ本がまだレビューになってないとか…!
というわけで、ちょっと消化すべくレビューを書くよ!

2017年に読了した本28冊目、「レジリエンス入門: 折れない心のつくり方」、
内田和俊:著、ちくまプリマー新書:刊。

夏休み中の回覧文書の中になぜか一緒に入っていた1冊。
一緒に教頭先生のプッシュついていて、
読み始めたらけっこう面白かったので一気読みw

人生には心が折れやすくなる時期が必ずやってくる。どうすればそれを乗り越え、成長へとつなげられるのか。「レジリエンス」=心の自然治癒力を高めれば、さまざまな困難に対処することができる。その方法をわかりやすく解説する。(筑摩書房の紹介ページより)


人生には心が折れやすくなる時期が必ずやってく…いやもう万年豆腐メンタルです私。
痛いの嫌だしつらいの嫌だし運動するの嫌だし。
そうじゃなければ老いてなお丸いこんな体になってないよ(悲鳴)!!
という私のようなあなたは読んでおくといいと思うな。
心が折れやすい=心の危機を乗り越え、成長へとつなげるための
「心の治癒力(=レジリエンス)というものは何か、
その解説と高め方について論じた一冊。

この辺わざわざプッシュするということは、
教頭先生、ライフハックとかGTDとか好きなんじゃないのかなあと想像しつつ読むw
(まあ、研修会で講師の先生がプッシュしていたという背景もあるんだけど)
心理学をかじった者としては、
「新しい認知を作ることにより、認知が変われば心もちが変わる」
という考え方には賛成・共感しちゃう。
(さらには「心もちが変われば行動の変容も比較的容易」ということも付け加えておこうね)

心がぐらついたと思った時、どのように自分の認知を変えてゆけばいいのか…
ということについて、具体例満載で、身近な問題を整理するのに役立っていくと思われます。
あとは、心がぐらついている、折れやすくなっている、つらい、くじけそう…
そういうことについて自己モニターできているかどうかが肝要なんだけど、
むしろそういう件については

普段使いでこういう本を読んでおけや

という結論が正しいかな。
薬は症状が出てから買いに行くより常備しておくものである。
(…といろいろ危機になってから付け焼刃る自分に自戒を込めて言ってみたw)

そしてなんか後ろの方でマインドフルネスについてまで解説されてるんですけど…
ごめんなさい超苦手です…
そもそも教員と言う仕事はマルチタスクの連続なんじゃよ…
(だからこそ1日の終わりに瞑想を…ということになるのかもしてないけど、
1日の終わりには泥のように眠るのみです)
posted by NOIRA at 21:28| Comment(2) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

寺西恵理子「初めての編み物 ゆびあみ」

はじめての編み物 ゆびあみ -
はじめての編み物 ゆびあみ -

2017年に読了した本27冊目、「はじめての編み物 ゆびあみ」、
寺西恵理子:作、汐文社:刊。

夏休み中にカウンター仕事がてら読んだ1冊。
「マフラーやシュシュがあっという間に作れます!」との煽りに惹かれ読んでみた。
左手を織機のようにして、毛糸をひっかけて編んで行くやり方で、
出来たパーツは小さいけれども、パーツ同士を組み合わせてそこそこ大きい作品も作れます。
編んでいくからくりに興味を引かれて読んだけれども、
夏に毛糸の作品群を見てもちっともそそられないのであった…。
(それは本のせいじゃないぞ☆)

冬、こたつにみかん状態で思い出したら
トライしてみるのもいいかもしれない。
posted by NOIRA at 23:56| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月02日

本郷儀人「かぶとむしのたたかいのおきて」

期末だ期末だ〜!
だが学級もちじゃないので比較的暇w
音楽の成績は先週出したしな。
(理科は残ってる)

さて、そんなことより後期に向けて司書の先生と打ち合わせをした。
いかん、図書館スイッチ微妙に入った。
そんなわけでブックレビュー。

2017年に読了した本26冊目、「かぶとむしのたたかいのおきて」、
本郷儀人:作、小堀文彦:絵、福音館書店:刊。
「かがくのとも」より。
(Amazonも楽天も引っかかってこなかったので画像ありません)

夏休みと言ったらカブトムシ、クワガタムシだよね!
夜の雑木林で行われる、カブトムシの闘争行動を絵本で解説!
うん、角にひっかけてひっくり返すのは知ってた!
昭和の時代に子供時代を過ごしたいい大人だからね!

だが角が折れるほどのけがをするとかマジか!
知らなかった!
カブトムシ舐めてましたごめんなさい!

無用な戦いを避けるための自然のプロセスとか、面白いです。
大人にもきっとあるあるの「知らなかった!」をつめこんでここに!

…と、夏休みに読んだ本をここまで引っ張ってしまうのもどうかと思うわけなんですが、
カブトムシの立派な角がとても男性的(意味フロイト)だなあとかおもいつつ、
今年のイグノーベル賞がとりかへばや昆虫物語だったことに思い至り、
はからずもタイムリーなブックレビューになったかと思います…

それにしてもカブトムシのメスは縄張り争いとかしないのかしら。
受け身な生殖はともかく食糧ゲット的には必要な気がするんですけど…
あ、それともカブトムシのオスは紳士ぞろい(餌場を譲ってくれる的な意味で)なのか??
posted by NOIRA at 22:15| Comment(4) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月24日

バルー「ぞうさん、どこにいるの?」

ぞうさん、どこにいるの? -
ぞうさん、どこにいるの? -

さて明日は仕事だ!
うちにいる間にやっておこうと思ってたことが全然できてないよ!
なんということだ!
明日の自分に期待!(多分無駄)

さてブックレビューを消化。
夏休みにそんなに本を読まなかったので、消化した感じがだんだんしてきました!
(でも教務室の机に2冊ほど読みかけが…大人向けの本は進まないよw)
2017年に読了した本25冊目、「ぞうさん、どこにいるの?」、
マイア・バルー:作、柳田邦男:訳、光村教育図書:刊。

6月の読書週間のテーマ読書「環境・エコ」のテーマに入れた本。
見た通りのファンシーな絵柄で、
森の中にぞうさんとへびさんととりさんがかくれています。
本文は「ぞうさん。どこにいるの?」
「へびさん、どこにいるの?」
「とりさん、どこにいるの?」
…とまあこのくらいしか書かれていません。

…うん、今年今のところ一番の衝撃作。
最初は「これだったらウォーリーとかミッケのほうがよくできて…」とか思ってたんだけど、
2回ほどページをめくるとどきっとします。
最終的に一応ハッピーエンドっぽく終わっていますが、
悪い意味でどきどきがとまりません。
なんてこった!
舐めてた!!

ここまでシンプルに問題を浮き彫りにする手法に敬意を表したい。

…というか、地球にハッピーエンドが訪れるためには、
やっぱ人類が滅亡するしかないのかしら。
(ああ、まあ、「人類が諸悪の根源」説に関しては「グリーン・レクイエムU」的な反論もあるけどねえ)

「これいいよね」と見せてくれた司書の先生に感謝!

…そして「柳田邦男ってまだ生きてたんだっけ?すっごい昔の人じゃん…」と思った私は
柳田國男と思いっきり混同してました。

Σ 二人いたのか!!

反省するとともに柳田邦男先生の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
(祈られても迷惑だろうなあ)
(すみませんゲーム脳なので勘弁してください)

でもwikiにも「民俗学者の「柳田國男」とは異なります。」って書かれてたし、
きっと潜在的同志はいっぱいいると思うんだ…。
posted by NOIRA at 23:37| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月17日

ジャネット・ウィンター「バスラの図書館員―イラクで本当にあった話」

バスラの図書館員―イラクで本当にあった話 -
バスラの図書館員―イラクで本当にあった話 -

今日もお休み〜。
暑くて基本的にはやる気の出ない日々。
仕事どうしよう…(月曜からです)。
とりあえず、洗濯機を2回ほど回し、
床がぬめる気がしたので浴室の床を磨いてみた。

…私には専業主婦は無理です…怠けたい…

同様に怠けていたブックレビューも消化中w
2017年に読了した本24冊目、「バスラの図書館員―イラクで本当にあった話」、
ジャネット・ウィンター:作、長田広:訳、晶文社:刊。

6月の読書週間の時に、「テーマ読書」という企画をやって、
6年生のテーマ「戦争」の中に入っていた1冊。
テーマが戦争といっても、太平洋戦争ばっかりじゃなくて、
これは2003年イラン・イラク戦争を背景とした実話をもとに構成した絵本です。

イラクの街・バスラの図書館員が、広がる戦火の中、
図書館の蔵書を守るために、隣のレストランに本を隠したり、
友人たちと手分けをして本を自宅に避難させたりする。
なんか日本人としては「広島に原爆が」とか「大空襲で東京の街が焼けて」みたいな
イメージをどうしても持ってしまうのか、
まずは「自分の命が危ないのに本を守る余裕があるのか!」というのがひとつ驚き。
もうひとつは「隣のレストランにうつすことで本が守れるのかよ!」というのも驚き。
図書館には役所(=政治的施設)が移ってきた、ということなので、
ああ、それは攻撃対象なんだろうなあとは思うわけなんですが、
空爆とはいっても街自体が対称なわけではないのかなあとか、
東京大空襲みたいなのとはかなりイメージ違うけどこれは戦争の人権的側面の進歩?とか
家が基本木造じゃないと焼夷弾落としても大丈夫なのかしらとか、
空爆するにしても「上から爆弾落としてどかーん」というアバウトなものじゃなく
もっと精密に壊したいところだけ壊せるのかしらとか、
なんかいろいろ考えちゃった。

でもそうしたらグアムの避難訓練とか必要ないよなあ…。
それとも攻撃する主体によってその辺かなり異なる?

晶文社のこの本の紹介のページを見ると、
よそにはない手稿などもあったようだし、
救えなかった本もかなりあるみたいだけど、
この図書館自体は再建されたようでよかったです。
(現地の復興に関しては、まだまだのところもあるようですが)

そして、ちょっとぐぐってびっくり。
イラク(というかバスラ県)のグーグルマップは、
ストリートビューが使えないのね…
posted by NOIRA at 22:57| Comment(4) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月16日

ジャーヴィス「アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ」

アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ -
アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ -

 今日は旦那を送り出してオフ日。
古いケージを金属ゴミに出し、
机の上をちょっときれいにしました。
…が、きれいじゃない場所のなんと多いことか…(ため息)

しばらく途切れていたブックレビューも消化しましょうかね。
2017年に読了した本23冊目、「アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ」、
ジャーヴィス:作、青山南:訳、BL出版:刊。
今年度の全国課題図書です。

アランはこわーいワニの一族。ジャングルのみんなは、アランをこわがるけど、それはアランのどりょくのたまもの。うろこをみがき、つめをとがらせ、歯を、いっぽんにつきさいてい10分かけてみがいてジャングルにでかけます。


Σ 嫌われ者にもプライドとアイデンティティが!

ジャングルのみんなを怖がらせているワニのアラン。
だけど、みんなが考えている「乱暴者で意地悪な怖いアラン」像を保つための努力!
すげえな!
(微妙にその方向性は間違ってないかと言いたくなるけど)

なんだか、悪役ばっかりやっている俳優さんとか、そんなのを連想した。
あと、「ぱぱのしごとはわるものです」とか。
(こっちもいい絵本だよね)

で、実はそのアランのピッカピカの歯は、入れ歯…!!
その入れ歯がなくなって…というお話。

最後にはジャングルのみんなとも仲良くなって、
もっぱら役に立つ「怖いアラン」になってめでたしめでたし。
みんなもアランのことが好きになるし、
アランもみんなに受け入れられて、
そのうえで「怖がらせる」こともできるし、
よかったね…という結末なんだけど。

なんだろう、この…
孤高さが失われたような感覚は…

いや、だれしも嫌われるのは嫌だろう。
だからハッピーエンドなんだけど…
お子様にはそういう読み方は進めないけど、
個人的にはもやもやする部分もあったりして…ううむ。

そして、感想文を書くとするなら、
「はみがき」に焦点を当てるか
「いじわる」「きらいなともだち」に焦点を当てるかによって
かなり切り口の違う内容になりそうだなあ…
ああ、でも、低学年のお子様の感想文になるだろうから、
「お兄ちゃんはいじわるだとおもってたけどじつはやさしいとおもいました」とか
「らんぼうできらいだと思っていた子とこんな面を見てなかよくなりました」的な
主旨の作文になっていくのかなあ…
posted by NOIRA at 23:03| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月09日

イ・ヨンギョン「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」

あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま (世界傑作絵本シリーズ) -
あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま (世界傑作絵本シリーズ) -

昨日は台風の影響で日中は涼しかったけど、
夜はちっとも涼しくなかった…
最近汗べったりで4時半とか変な時間に起きる。
まいったぞ…

さて本日もブックレビューを消化するなり。
2017年に読了した本22冊目、「あかてぬぐいのおくさんと7にんのなかま」、
イ・ヨンギョン:作、かみやにじ:訳、福音館書店:刊。

お隣韓国の「閨中七友争論記」をもとに創作した民話風絵本。
原点の方は作者不詳らしいけど、
針仕事の上手な奥さんがお昼寝をしている間に、
針仕事に使う7つ道具たちが、
「この中で誰がいちばん大事な道具なのか」
「奥さんの針仕事が上手なのは誰のおかげか」
ということを主張し合い、ケンカになる…というお話。

様々な年代の女性に擬人化された道具の精たちが、
み〜んなぷんすかぷんすか主張し合うさまはなんと大人げないことか!
(いや、かわいいんですよ)
そのうちに昼寝をしていた奥さんが目を覚まして、

1)みんな道具に戻ってしまう
2)「おまえたちはみんな私の大事な道具だよ」と諭してくれる

かとおもいきや、奥さんもバトルに参加w
「何言ってんの、私がいっしょうけんめい仕事をしてるからだよ!」

…いや、奥さん奥さん大人げないよ…。

結局は「誰が欠けてもよいお仕事はできないよね」という
チームワークが大事的な結末を迎えるんですけど、
お話の帰結とは別に、
昔の韓国では男女の生活空間が分かれていたという話をどこかで聞いて、
「女の園って怖いなあ」とも思ってしまった1冊。

…でもまあ、男子ばかりとか女子ばかりという空間は、
別に昔の韓国に限ったお話じゃないんだけどね。
(「大奥」なんかを想像するけど、さすがにそれは絵本化は無理だろうと)
posted by NOIRA at 22:01| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月06日

ふくべあきひろ「いちにちどうぶつ」

いちにちどうぶつ (PHPにこにこえほん) -
いちにちどうぶつ (PHPにこにこえほん) -

暑くてやる気が出ない…
明日は人間ドックなので食事も終わり、
「水とお茶は就寝まで摂取してもいいです」とあったので一安心。
絶飲食だと熱中症が心配よ…

さて、そんなわけでブックレビュー消化〜。
2017年に読了した本21冊目、「いちにちどうぶつ」、
ふくべあきひろ:文、かわしまななえ:絵、PHPにこにこ絵本:刊。
一日シリーズの第5弾。

どうぶつずかんって、たのしいな。ほんもののやせいどうぶつは、もっとたのしいのかな? よし、いちにちどうぶつになってみよう。


キタコレ!
今度は動物になりまくりますよ〜!

今回はいろんな動物になって、
動物の生態を「しらなかった〜!」と落とす「いちにちこんちゅう」型。
いろんな動物のプチ蘊蓄とともに楽しく読めます。

…このシリーズ、ためになると「ひどい目に会う」のインパクトが弱くなるなあ…。
知らなかったことが描いてあるのは別種の楽しさなんだけどねえ。
でもまあ、動物たちが日々ひどい目に会っているかというとそうでもないわけで、
妥当な流れなんじゃろか…。
posted by NOIRA at 22:38| Comment(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

ふくべあきひろ「たべてあげる」

たべてあげる -
たべてあげる -

無事17万ヒット達成!
みんないつもありがとうございます!

 さて、放置していたブックレビューを再開w
2017年に読了した本20冊目、「たべてあげる」、
ふくべあきひろ:文、おおのこうへい:絵教育画劇:刊。

今年は食育も力を入れてまして(学校が)、
この本の存在を知って司書の先生に「買って〜」と
おねだりして入れてもらいました。
なのに新刊に入れたら大人気。
ずいぶん待って読んだのですよぐぬぬ…。

 好き嫌いをするりょうたくん。
じぶんを名前で呼ぶあたり、そこそこ幼い子であることが推察されます。
彼の前に現れた一寸法師のような小さな子。
「ぼくは小さなりょうたくん。
きらいなものはぜんぶたべてあげるよ」

…あれっ!?サイズ感はかなりちがうけど、
大小ふたりのりょうたくんはそっくり。

Σ これってドッペルゲンガーですよね!

Σ つまり死亡フラ(略

というわけで、最後に立場が逆転し、
本物も食べられてしまうというホラー展開へ。
(ドッペルゲンガーりょうたくんは瞳の輝きがわざと省略されていて、
同じ顔なのに微妙に不気味に描かれております。
うむ、芸が細かい!)

好き嫌いの多いお子様にトラウマを植え付ける系の絵本です。

大・歓・迎!

…血の池とか針の山とか、閻魔様に舌を抜かれるとか、
そういう日常ファンタジーは信じてないけど結構大事だと思うんだよねえ…
人間が見ているかもしれないから
「誰も見ていなければやっても大丈夫」
になるわけで、罪悪感とか規範意識の内在化のためには
いわゆる「お化け」とか不思議なものの存在はむしろ大事なんじゃないかな。

というわけで、嫌いなものを残すたびに
ドッペルゲンガーの陰に怯えるお子様が量産されることを願いますw(違

そして、重箱のすみをつつく大人の読み方として、
「作者紹介」に2人分の「嫌いな食べ物」情報が載っているのが
世界観としてとても大事なのだと思います(キリッ!

今年の新刊一押し図書ですwww
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2017年07月17日

ふくべあきひろ「いちにちこんちゅう」

いちにちこんちゅう (PHPにこにこえほん) -
いちにちこんちゅう (PHPにこにこえほん) -

 3連休の最終日。
洗濯くらいしかしなかったわけですが、ブックレビューくらい消化したいなと…

 2017年に読了した本19冊目、「いちにちこんちゅう」、ふくべあきひろ:文、かわしまななえ:絵、PHPにこにこ絵本:刊。

「いちにち」シリーズ第7弾!
これは去年の新刊で、2016年7月刊行です!
こんちゅうってかっこいいな!
…という例のノリで、今回は1日昆虫になりまくる「ぼく」。
最近「毎回ひどい目に会う」というパターンは崩れてきてるっぽいけど、
それは昆虫を好きなお子様が減ったからでしょうか。
(ジャポニカ学習帳の昆虫表紙が一時期危機になっていたような気が)

まあ、昆虫というのはお子様に取って永遠に興味深いものらしいので、
むしろリスペクトされるべく蘊蓄を語る方向性に行ったのではないかなとw
本物の蝶は好きじゃないけど、
「チョウだけに超イケメン」のページがなんか好きv
…主人公「ぼく」じゃなくなってるじゃんか〜〜〜wwwww

相変わらず「一日〇〇!」→オチの絵と擬音で大笑い、というパターンは健在。
昆虫が好きな子にもそうでない子にもおすすめ!

…夏休みになったら積んである本も読もうと思います…
posted by NOIRA at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月01日

ディビッド・シャノン「ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった」

ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった -
ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった -

 昨日で一応読書週間は終了。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中…なのに昨日の記事はビキニアーマーのインパクトに負けた…
最終日は、6年生のテーマ読書にお付き合い!仕事したよ!

 2017年に読了した本18冊目、「ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった」、ディビッド・シャノン:文・絵、清水奈緒子:訳、セーラー出版:刊。

 ほんとうは好きなのに、みんながリマ豆を嫌いなので、
食べたいのを我慢しているカミラは、まわりにどう思われているのか気にしてばかり。
そんなカミラの体が、ある朝とつぜんしまもように!


 たまった本の放出なので昨日読んだ本じゃないけど、
5年生対象に読み聞かせをした1冊。

 体が縞々模様になったのを皮切りに、
どんどん外見が変化していく恐ろしい病にかかったカミラ・クリーム。
本当の姿はどこに?
本当の「わたし」はどこに?

 …うわ。
絵本だから面白おかしくストライプとかチェックの体色になっちゃって、
最後に治って良かったね、
ついでに人目をあんまり気にしなくてもいいことがわかってよかったね、という内容だけど。
これは大人でもけっこう深刻な問題をはらんでいるような…

整形とかはちょっと特殊な例かもしれないけど、
アンチエイジングとかダイエットとか、
マスク外せない話とか眉毛を抜かずにいられない話とか…

♪ありの〜ままに〜♪

いや、難しい。
全く何の人目も気にしないのも問題だろうし、
人目を気にしすぎて委縮するのも問題だろうし、
紙一重超えちゃうと被害妄想とか誇大妄想とか…

ピアプレッシャー感じ始める時期に読み聞かせするのが妥当だとは思うんだけど、
とりあえず大人も時々読んで自省しとけ、みたいな。

私?御多分に漏れず人のことは言えませんとも!

かわいいし面白いけどボディブローのように効く1冊。
posted by NOIRA at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月29日

ルーシー・ナップ「モナ・リザをぬすんだのはだれ?」

モナ・リザをぬすんだのはだれ? (大型絵本) -
モナ・リザをぬすんだのはだれ? (大型絵本) -

 読書週間4日目。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中www
今日は司書の先生の手伝いもしたんだぜ!

 2017年に読了した本17冊目、「モナ・リザをぬすんだのはだれ?」、ルーシー・ナップ:文、ジル・マックエルマリー:絵、結城 昌子:訳、岩波書店:刊。

 モナ・リザが消えた!世界一有名な絵は、いったいどこへ?かくしたのはだれ?ぬすんだのはだれ?


 絵の中のモナ・リザ視点で追うアバウトモナ・リザ追跡行。
絵が描かれたとき、王家の人にひきとられ、
そして盗まれてふたたび美術館に戻るまでの物語。
ただし、主人公は「絵の中の人」なので、
「誰?_」に関しては言及しません。
「あの男」というように、絵の中の人が回想できる程度の情報に限られています。
凝ってるなあ。

あくまで「きれいな絵が描かれてから今までの経緯をたどる」物語を、
絵の立場になって語っているのがユニーク。
作者も美術館ゆかりの人らしく、時代背景や裏話をもりこみつつも、
子どもが読者であっても感情移入しやすい本になっております。

実際に盗んだ人について気になる人は、あとがきで紹介されているので読んでみてね☆
posted by NOIRA at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月28日

内田麟太郎「イタチとみずがみさま」

イタチとみずがみさま (えほんのぼうけん28) -
イタチとみずがみさま (えほんのぼうけん28) -

 読書週間3日目。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中www
だがほんのり司書の先生ばっかりが頑張っている気がして申し訳ない…

 2017年に読了した本16冊目、「イタチとみずがみさま」、内田麟太郎:作、山本孝:絵、岩崎書店:刊。

あざみに恋したイタチ。しかし、日照りが続き、あざみが枯れそうになる。
水神様に必死に祈るイタチの願いが届いたのか、空からポツポツと雨が落ちてきた。6月の行事絵本。


大切なアザミを死なせないために、イタチは必至で雨ごいをする。
それはいつしか忘れられた雨ごいの踊りとなって、天に雲を沸かせ雨を降らせる…

他愛ないながらもかわいらしい、民話風語り口のお話。
だが、読みながら「恋かよ!」「おまえかよ!」と突っ込みが止まらない。
これが恋心である必然性がよくわからないのだが、
それは私の女子力が枯れたせい?
それとも昭和の腐女子の「やおい」談義の名残??

わりと何も考えずに「はあ〜」「かわいそう〜」
「がんばったんだね〜」「よかったね〜」で済ませそうなお子様を前に、
かわいらしく読み聞かせしたい1冊。
でもラストで「おまえかよ!」という突っ込みが聞かれたらそれはそれで面白いかも。
posted by NOIRA at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月27日

ムウェニエ・ハディシ「くいしんぼうシマウマ」

くいしんぼうシマウマ〈新装版〉 -
くいしんぼうシマウマ〈新装版〉 -

 読書週間2日目。
並走して一人読書週間レビュー祭り開催中www

 2017年に読了した本15冊目、「くいしんぼうシマウマ」、ムウェニエ・ハディシ:文、 アドリエンヌ・ケナウェイ:絵、 草山万兎:訳、西村書店:刊。

 ずっとずっと昔、サバンナで暮らす動物たちの体は、みんなうすぼけたつまらない色でした。ある日、大きな音とともに現れたほら穴で素敵な毛皮を見つけて、動物たちは思い思いに着飾ります。さて、くいしんぼうのシマウマくんは...? ケニアの昔話。


 動物の体色や模様の起源話。
動物たちは自分の好みの毛皮を自分で縫って着飾ったんだそうな。
だけど食いしん坊のシマウマは、あっちこっちで寄り道をして、
着いた時には黒い毛皮しかなかった。
しかも食いしん坊で太っているもんだからびりびりに破けて今のあの縞々が…

Σ ちょっと待った!!
シマウマのあれを「太っている」とするならば、
私はどうしたらいいの〜〜〜〜〜〜!!

レーシング・ストライプス」とかを見た感触では、
さすがに馬よりはお尻がむっちりしてるかなと思うけど
(瞬発力を感じさせるトモの発達)
太っているという印象はないじゃないのよ…

…それとも後日談として「反省してやせ細った」のかしら…

重箱の隅的な感想はともかく。
途中でなんだか読めてくるオチに向かって楽しく進む物語と、
きりっとビビッドでポップな絵柄がマッチしてて素敵な絵本。
文の人も絵の人も、ケニアにはゆかりの深い国際人。
そして訳者の人は翻訳が本業じゃなくって生態学とかやっている理学博士らしいぞ。
あんまり情緒的な感じのしない仕上がりになっているのはそのせいかもしれない。
(…まあ、この手の起源話はそんなに情緒を追いかけないけどねえ)

不透明水彩とか取り出したくなる1冊でしたw
posted by NOIRA at 23:20| Comment(2) | TrackBack(0) | ブックレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする