| 月館の殺人 上 IKKI COMICS 販売元 : Amazon.co.jp 本 価格 : ¥ | |
…なんかたまってるコミックスをすっとばして最近買ったコミックのレビューです。連載が始まる事を書店のポスターで知ってから、コミックスを楽しみにしていたんだけど、雑誌を読むと気になっちゃうので読まずに我慢していた&コミックスがやっと出たかと思ったら上下巻構成になっちゃうので上巻を買うのを我慢していた本作「月館の殺人」がようやっと上下巻そろったですよ!…待ってたよ〜…長かった〜。
…というわけで、先週末ようやく買ったこれを今日一気に読了。面白かったっす〜。ミステリーなのでお話には触れないけど、主人公が「訳あって電車・列車に乗った事がない女の子(当然鉄道的な世間知らず)」でその他の登場人物は高い割合でテツ(鉄道マニア)というなんかすごい人物構成も、首都圏で起こっているという連続殺人事件と舞台となる列車「幻夜」および「月館」での殺人事件との意外なつながりも、殺人事件が起こっていて犯人がこの中にいるかも知れないという緊張感の中で己を見失わない(というか己の趣味とかこだわりから逃れられない…いや、もう趣味とアイデンティティが不可分なのか?)愛すべき鉄っちゃんたちも、のっけから「この人たち(乗り合わせた鉄っちゃんたち)の中から結婚相手を選べということなのねっ!?」と早合点しちゃう主人公も、
綾辻行人で佐々木倫子だったら大納得です。
両者のあとがきを見ていると、なんかすごく綿密に打ち合わせをしたらしいので(メールのやりとりが1000通だとか)、本当に持ち味を生かした原作であり作画だという感じ。「最驚タッグ」というのもうなずけます。
かわぐちかいじや浦沢直樹だとシリアスなミステリー部分はいけそうだけど、登場人物のある種イっちゃってるノリが(リアルな作風が邪魔をして)嘘っぽくなるだろうし、逆にイっちゃってるキャラクターを描写できそうな作家さん(少女マンガ系にけっこういっぱいいそうだ…)は、殺人事件が連続で出てくる辺りから読むのが苦しくなるだろうし。
そういう意味で、大変幸せな経緯で生まれた作品だと思いまする。
本作に出てくる愛すべき(でも非常識な)鉄っちゃんたちに乾杯!
…ああ…でもなんか、川原いずみ版の「月館の殺人」だったら見てみたいような気もする…。
追記:この本、むちゃくちゃ装丁が豪華で遊び心いっぱい!カバーをめくるとその下もカラーだよ!黒地に黒で後書き印刷だよ!解説パートは色違いだよ!…とその辺を楽しむためだけにでも買って損はないですよ!(…とか言っちゃう私はもしかしてコミックマニアなのか)
追記その2:amazonのseesaa支店では1巻しか扱ってなかったので1巻の売り場にTBしました。…先にTBしていた人がいたので半ば便乗TBしま〜す。
リンク先を読んで、「ああしまった!上巻を読んで下巻が出るまでの間にいろいろ推理するという楽しみもあったんだ!」とちょっと悔しく思った次第です…素で思いつかんかった… orz


