2006年08月03日

佐々木倫子/綾辻行人「月館の殺人」(上)(下)

月館の殺人 上  IKKI COMICS月館の殺人 上 IKKI COMICS
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 月館の殺人 上 IKKI COMICS
[著者] 佐々木 倫子綾辻 行人
[種類] コミック
[発売日] 2005-08-10
[出版社] 小学館

>>Seesaa ショッピングで買う


 …なんかたまってるコミックスをすっとばして最近買ったコミックのレビューです。連載が始まる事を書店のポスターで知ってから、コミックスを楽しみにしていたんだけど、雑誌を読むと気になっちゃうので読まずに我慢していた&コミックスがやっと出たかと思ったら上下巻構成になっちゃうので上巻を買うのを我慢していた本作「月館の殺人」がようやっと上下巻そろったですよ!…待ってたよ〜…長かった〜。

 …というわけで、先週末ようやく買ったこれを今日一気に読了。面白かったっす〜。ミステリーなのでお話には触れないけど、主人公が「訳あって電車・列車に乗った事がない女の子(当然鉄道的な世間知らず)」でその他の登場人物は高い割合でテツ(鉄道マニア)というなんかすごい人物構成も、首都圏で起こっているという連続殺人事件と舞台となる列車「幻夜」および「月館」での殺人事件との意外なつながりも、殺人事件が起こっていて犯人がこの中にいるかも知れないという緊張感の中で己を見失わない(というか己の趣味とかこだわりから逃れられない…いや、もう趣味とアイデンティティが不可分なのか?)愛すべき鉄っちゃんたちも、のっけから「この人たち(乗り合わせた鉄っちゃんたち)の中から結婚相手を選べということなのねっ!?」と早合点しちゃう主人公も、

 綾辻行人で佐々木倫子だったら大納得です。

 両者のあとがきを見ていると、なんかすごく綿密に打ち合わせをしたらしいので(メールのやりとりが1000通だとか)、本当に持ち味を生かした原作であり作画だという感じ。「最驚タッグ」というのもうなずけます。
 かわぐちかいじや浦沢直樹だとシリアスなミステリー部分はいけそうだけど、登場人物のある種イっちゃってるノリが(リアルな作風が邪魔をして)嘘っぽくなるだろうし、逆にイっちゃってるキャラクターを描写できそうな作家さん(少女マンガ系にけっこういっぱいいそうだ…)は、殺人事件が連続で出てくる辺りから読むのが苦しくなるだろうし。
 そういう意味で、大変幸せな経緯で生まれた作品だと思いまする。

 本作に出てくる愛すべき(でも非常識な)鉄っちゃんたちに乾杯!

 …ああ…でもなんか、川原いずみ版の「月館の殺人」だったら見てみたいような気もする…。

追記:この本、むちゃくちゃ装丁が豪華で遊び心いっぱい!カバーをめくるとその下もカラーだよ!黒地に黒で後書き印刷だよ!解説パートは色違いだよ!…とその辺を楽しむためだけにでも買って損はないですよ!(…とか言っちゃう私はもしかしてコミックマニアなのか)

追記その2:amazonのseesaa支店では1巻しか扱ってなかったので1巻の売り場にTBしました。…先にTBしていた人がいたので半ば便乗TBしま〜す。
リンク先を読んで、「ああしまった!上巻を読んで下巻が出るまでの間にいろいろ推理するという楽しみもあったんだ!」とちょっと悔しく思った次第です…素で思いつかんかった… orz
posted by NOIRA at 23:50| Comment(5) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月24日

高津カリノ「WORKING!!」2巻

WORKING!! 2 (2)WORKING!! 2 (2)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] WORKING!! 2 (2)
[著者] 高津 カリノ
[種類] コミック
[発売日] 2006-06-24
[出版社] スクウェア・エニックス

>>Seesaa ショッピングで買う


 ようやく仕事も一山越えたっす〜。…というわけで、今日はやや脱力中。ためちゃったコミックレビューでもぽちぽちとやるかなあ。

 …と言う訳で、高津カリノ「WORKING!!」2巻。1巻でちらりと出てきた小鳥遊君のお姉さんズ&妹が登場〜。ああ、なるほど、彼の病的な可愛い物好きは、反動形成だったのね…。
 もうひとりニューキャラ、相馬君が微妙な最強さでいい味出してます。

 んでも、2巻は全体的に井波ちゃんが女の子っぽいかわいらしさでポイント高し。ヘアピン毎日替えちゃうとか、初めてバレンタインチョコを渡してどきどきとか、ほめられて照れちゃうとか、妙に小鳥遊君を意識しちゃうとか、心情的にはとっても可愛い。

 …なのに何故すべからく暴力になってしまうのかは謎だがw

 1巻はサイト版WORKING!!とだいぶキャラクターもノリも違うなあと思ってたけど、2巻を見てると、東田君と小鳥遊君の間に妙に共通性が見えるのは何故なんでしょうか…。

 …とか言いつつ、3巻に続く〜。
 …サイトにある人物紹介、コミックスにもつけてくれないかなあ。
posted by NOIRA at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

たかの宗美「白衣な彼女」3巻

 今日は人と会っていたので帰宅10時。なんかエネルギーが残っていません…。んで、短めにコミックレビューを1本〜。

 たかの宗美「白衣な彼女」3巻、ぶんか社コミックス。元気で美人で巨乳の看護婦…あれ、今は男女ともに看護師だっけ?…の華山さん、今回も大暴れですよ!何も考えずに笑える1冊。

 …「美人」に「巨乳」という設定からすればお約束なんだけど、けっこうアダルティなネタも多いこの作品、ふと見たら掲載誌は「みこすり半劇場」でした。…そうか〜、成人男性が主なターゲットか〜。そりゃあアダルティにもなるわなあ。(そこが魅力とも言うw)
 …実写で映像化しないかしら。

 …どうでもいいけど、amazonのseesaa支店には「白衣な彼女」がない〜。「オトコのいる部屋」なんかはあるのになあ。何故?
posted by NOIRA at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月05日

納都花丸「蒼海訣戰」1巻

蒼海訣戰 1 (1)    IDコミックス REXコミックス蒼海訣戰 1 (1) IDコミックス REXコミックス
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 蒼海訣戰 1 (1) IDコミックス REXコミックス
[著者] 納都 花丸
[種類] コミック
[発売日] 2006-06-09
[出版社] 一..
>>Seesaa ショッピングで買う


 仕事は期末モードだってのに、コミックレビューがのたのた進みません。
まあ、まったりすすめますかねえ…というわけで、今回は納都花丸「蒼海訣戰」1巻、REXコミックス。
 津州皇國水軍志官寮(つしまこうこく・すいぐんしかんりょう…要するに海軍系軍人養成学校ですね)に入寮した主人公・三笠真清。慣れない学校生活、少数民族というハンデを背負いつつ、皇國を護る立派な軍人になるため奮闘する…とまあ一言で言うとそういう話ですが、

何故か少数民族「追那人」は猫耳尻尾つきの萌え外見ですw
(絵が可愛いからここ重要〜w)

 あ〜、でも割と正統派の青春ドラマしてると思うけど。
 軍ものなので、当然戦争を想定した世の中、ナショナリズムで固まりたい世間(政治というべき?)の動きの中で、避けては通れない民族差別に晒されつつ、それでも陸軍大尉である兄(血はつながってませんが)を理想として追いかけようとする真清君の思いとか、同じく差別的な扱いを受けて頑なになっちゃってる先輩とか、あんまりこだわらないで接してくれる友人とか、いい感じに青春大河しております。水軍志官寮という学校の特殊性もお話を転がすいい要素になってるし。
 むしろ、猫耳萌え要素よりもその辺のドラマ性に注目。このまま丁寧な描写を重ねて欲しいものです。

 ついでに作者のサイトはこちら。…実は、新連載情報も1巻発売情報もここでゲットしました。ほほほ。
posted by NOIRA at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

高屋奈月「フルーツバスケット」20巻

フルーツバスケット (20)フルーツバスケット (20)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] フルーツバスケット (20)
[著者] 高屋 奈月
[種類] コミック
[発売日] 2006-05-19
[出版社] 白泉社

>>Seesaa ショッピングで買う


 もうすぐ6月が終わっちゃうよ〜。体力の低下とともに季節を感じる夏です。…職場でHP作る事になってへろへろです…が、ホームページビルダーなのと以前閉鎖したHPの復活作成なので、素材が比較的そろっている事が救いかなあ。
 今週は比較的忙しい予定で、放鳥時間が短めだけど、今日はカットスイカを貢いで許して頂いてます。

 …さてそんなこんなで、今日もコミックレビューでえお茶を濁す私。高屋奈月「フルーツバスケット」20巻、花とゆめコミックス。
 「夾君が好き」と自覚しただけじゃなくて、なんかいろんなところで透君はカミングアウトしてるんですが、えっとそれで本人に告白するのと周囲にばらしまくるのと一体どっちがエネルギーがいるお仕事なのか。それも親友ノリで「内緒だけど彼が好きなのよ〜」とかじゃなくて、前回も今回もパッションどばどばで叫んじゃってるような気がするんですがどうよ。そして「わかりたくない」とか言って避け続ける当の本人はどーなってるのかと。

 透&夾の関係の進展が20巻のひとつの柱だとすると、もう一つの柱はアキトのこだわり続ける「箱」の真相。…ネット掲示板で箱の中身について論議されていたのを見ていたけど、「骨」とか「髪の毛」とかいろいろでていた中に「空っぽ?」という意見もあったので、まあ納得の範疇かなあと思ってみたり。

 今までの伏線については、それなりに納得できる形で処理されてきているんだけど、どうも期待していたよりも「フツーの結末」で、それが故にインパクトが薄い感じなのが残念。矛盾したり破綻したりしていない、と言う意味ではいいんだろうけど、もういっちょ、期待以上のひねりを見せて欲しいなあ。
 伏線処理にインパクトが少ない=納得はできるけどびっくりしない、と言う事に関しては、思わせぶりに伏線を引きすぎて、期待を持たせすぎた…と言う面と、2chを始めとする掲示板論議でいろんな憶測や予想が飛び交った結果、作者による執筆に影響を与えたと言う面と、両方ありそうな感じ。

 今後に期待する点といえば、神様と十二支の「絆」は何なのか、というところですね。どうも各所で勝手に呪いが解けだした事で、「呪いの解き方」が焦点になることはなさそうだという気がしてきましたが、だからといって、「呪い」に言及しないでいいってことではないでしょう。…初期の通りのコメディだったら「そんな設定もあるんだね〜」で流すところですが、シリアス展開やるんだったら、やっぱその辺もきっちり説明して欲しいなあ、と想う次第でありまする。

 …小さな矛盾とか疑問とか。夾君が透君のお母さんを「だきとめれば助けられたのに自分が猫憑きだってばれるのが嫌だ(ととっさに計算した)から見殺しにした」と言ってましたが、猫憑きじゃなかったらとっさに反応できたのかというと多分できないだろうと思う。で、とっさにそんな自覚的に計算したんではなくて、「後からつらつら考えるに助けられたはず」→「何で俺は反応しなかったのか」→「ああ、ばれちゃうから自分をかばったのか俺ってサイテー」とかそういう流れでマゾ的に自己嫌悪しているだけのような。…とすると、単なる自己嫌悪ならば誰が彼を救うのか。
 誰かに何か言ってもらったとしても、そもそも自分の気持ちの問題なので、何ともならない(=心理的には救われない)のではないだろうか。

 あと、アキト君は男として育てられた=戸籍は男、と言うことになるわけで、神様の座から今後追い落とされる(=絆を失う)このになる彼女を救うには、「最初に絆をもっていない条件の友人」ができるようになることが必須でしょう。それはつまり絆はなくても(無から有のの絆を作っていけるから)絶望しなくて良い、ということだから。
 そうすると、絆を結ぶのに協力してくれそうな透君とゴールイン(≒結婚)するのが一番手っ取り早いだろうと考えている私は外道ですか?
 …だって夾くんの呪いを解く方法は自然に解けるんなら考えなくても良さそうだし〜。幽閉を回避するにはアキト君を懐柔するのが一番良さそうだし〜。
posted by NOIRA at 23:54| Comment(3) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

沙村広明「無限の住人」19巻

無限の住人 19 (19)無限の住人 19 (19)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 無限の住人 19 (19)
[著者] 沙村 広明
[種類] コミック
[発売日] 2006-04-21
[出版社] 講談社

>>Seesaa ショッピングで買う


 今日はプールがなかったので身体がだいぶん楽です。…しかし、ほんの30分足らずしか水の中に入らないのに、どうしてプールはこうも体力を使うのか。理屈はいろいろあるみたいなんだが、体感的には以前謎のままである。

 ここ数日真面目にコミックレビューをしているので、積んだままになっているコミックスが多少減ったような気がします。…でもまたすぐ増えるから気休めかも〜。

 さて、沙村広明「無限の住人」19巻、アフタヌーンKC。

 卍はいったい何冊に渡って拉致監禁され続けるんだろう…と終わりの見えない拷問&実験三昧も、凛&瞳阿の娘二人が卍の囚われている牢獄へとたどり着いて光明が差してきた感じです。江戸城地下の不死実験計画も次の巻あたりで終焉かしら。
 それにしても、敵も味方も化け物揃いでしかもなりふり構わない外道な作戦っぷり。正義がどこにあるのかどんどん見えなくなってますな。…首切り浅右衛門と瞳阿の戦闘中ですが、ちょっとみ弱めのキャラクターに見える浅右衛門の強い事強い事。…活劇としては手に汗握りっぱなしでいい感じです(浅さんも瞳阿も動きがコミカルで見ていて飽きないし)。

 どうも地下での不死実験は、一部の人間の画策したものだったらしいので、卍達の脱出後江戸城(というか幕府?)から追っ手がかかる事はなさそう(というか、吐なんか証拠を消してしまうつもりだったらしいし)。ということは、今回の脱出劇が終われば江戸城の面々とのやりとりも一段落するはずなんだけど、その後逸刀流との抗争がはたして再開するんだろうか。
 今回のいきさつで瞳阿と凛との縁は浅からぬものになったんだけど、それを越えて殺し合おうとするとは、あの2人の性格からして考えにくいと思われるんだけど。

 …まあ、一時退場している天津影久がどうなってるのか、それ次第だとも思うけれども、その先の物語に期待をつなげつつ、プッシュしておきます。

 そうそう、今回の驚愕の一言。

 「夷作」って本名イサークだったんか!!

 …そうか〜。ロシア人か〜。そりゃあでかい訳だ…。
posted by NOIRA at 21:44| Comment(6) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

小山田いく「五百羅漢」

 コミックレビューシリーズ、今回は小山田いくの「五百羅漢」。田上勝久名義のデビュー作「五百羅漢」、少年チャンピオンで描いていたころの「山荘夜話」、その後サスペリアに移ってからのホラーシリーズ13編の計15編。ブッキングの復刊ドットコムからでた単行本なんだけれども、原稿が散逸した昔の2編については、雑誌を底本として収録されております。

 …ってかこの人、サスペリアに移ったのか〜。知らなかったw

 「五百羅漢」は初見。「山荘夜話」は見た覚えがあるんだけど、どうも記憶の中でたがみよしひさ作だと勘違いしていた事が判明。どうも雪女の話と混ざっちゃったらしい。改めて読んでみると、だいぶん印象が違うのになあ。

 ホラー13編はもちろん初見。ハッピーエンドあり、悲劇の結末あり、子どもが主人公の話あり、アダルティな話も青春っぽい年代に焦点を当てた話もありで楽しめます。
 個人的には「災子猫又ね!」「さよなら香乃ちゃん」が好きかなあ。お話はシンプルだけど子どもなりに(言葉は単純だけど)考えたり葛藤したりする感じがいい感じです。「手」の主人公(女性/既婚)の「大人の心理描写」なんかもすごく面白い。

 全体的にヒューマンなお話の好きな人にはおすすめ。
 全ての話に、作者による解説が付いていて、2倍楽しめるのもおすすめ要素かな。
posted by NOIRA at 22:08| Comment(8) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月24日

岡田芽武「SHADOW SKILL」5巻 

SHADOW SKILL 5 (5)SHADOW SKILL 5 (5)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] SHADOW SKILL 5 (5)
[著者] 岡田 芽武
[種類] コミック
[発売日] 2006-04-21
[出版社] 講談社

>>Seesaa ショッピングで買う


 土曜日は1日まったりできて幸せ〜。週日の疲れが癒えましたよほほほ。

 …で、気が付くと記事にしていないコミックスがごっそり貯まっている罠。奥付を見ると、発行日は四月になっておりますよ。 orz
 まあ、書かねば進まない…というわけで、細々ながらコミックレビューを続けるのであった…。

 そんなわけで、岡田芽武「SHADOW SKILL」5巻。スクリーントーンの乱舞する(最近はCG処理も混じってるっぽいけど)豪華な画面、見開きばんばんの戦闘シーンに決めぜりふの群れ…と初期から比べて絵柄はだいぶん変わったけど作風は相変わらずです。
 今回の表紙はその初期の原稿がコラージュされていて、年月の重みを感じさせます(う〜ん、でも個人的に初期のころころした印象の絵は好きなんだけどな)。背景に初期原稿のコラージュ、前景に今の絵柄で登場人物の立ち姿…絵柄が変わりすぎてて読んでないと同一人物だとわからないっぽい感じなんですが、作者的には意味のある構成だそうです(巻末の後書きにありました)。

 さて本編。倒れたクルダ王の跡を継いだのは闘士ではないキュオ。なかばエレ姉が押しつけたような形ではあるけど、これってクルダの今後のあり方を暗示してるんでしょうか?実力のある闘士が王位を継ぐというシステムから世襲制へという転換は、そのまま「友のために死す」ことをよしとする傭兵のありかたから、奇しくもキュオが初勅(?)としてその場の傭兵達に語ったように「未来を作るために生きる」ことを理想とするあり方へとクルダそのものを変えていくように思えて仕方がない。…まあ、「キュオのケースだけ特例ね」という場合もあるかもだけど。

 そして凶悪な初代王「紅」。前巻で「俺の相手はお前じゃないよ」とあっさり「刀傷」を振った割には、運命の相手であるべきガウへのこだわりもあまり感じないのは何故?今回割って入ったエレ姉とのバトルのほうがよほど気合い入ってます。
 …というか、ガウと「紅」の運命のバトルが実現するとするなら、ガウのエレ越えのドラマがその前にありそうなので…まだまだ物語の先は長いと見た。エレが「女として」退場する…という展開も彼女の性格上ありそうにないし。

 「女として」と言えば、今回の「好きみたいなんだよね」ってアレ、一応告白ととれる文脈なんですが、どうなんでしょうか。一応、ほんのちょっと萌えアンテナがうずいたりもしたんですが、だからといって2人の関係式が変わったとも思えないなあ。まあ、2人でらぶらぶ〜とかやってると作品世界が崩壊するんで、今の『一応姉と弟以上の気持ちはあるのよ』的な関係継続でいいのかも知れないとは思いますが。

 そして、前巻で完璧に死亡したにもかかわらず、今回一瞬だけ復活したレン・フウマですが、一度心情を吐露してしまうと人間あんなにも素直になるモノなのか。前巻の彼はヒステリックでちょっとウザい系のキャラでしたが、今回のけなげな彼にはちょっと萌えでした。
 萌えと言えば、夫婦喧嘩もポイント高いな。クルダにはDVとかいう言葉は存在しないに違いないw(奥さんズも強いからなあ…)。
posted by NOIRA at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月15日

島本和彦「新吼えろペン」4巻

 さてそろそろ週末が近づいてきましたよ。明日も水泳があるけど、取り敢えずもう一踏ん張りするっす〜。

 たまっているコミックレビュー、今回は島本和彦:著「新吼えろペン」4巻、小学館サンデーGXコミックス。

 相変わらずあくの強いネタがてんこ盛りの本作、今回は世界に冠たるメーカーからの依頼のお話「プロフェッショナル?」、体が資本とはいえ、完全休養は難しいというお話「大都会からの追跡」、パクリ問題に警鐘を鳴らす(?)お話「子どもだから!大人のマネ!!」、前巻において『甲虫プレジデント』の連載をヒーローから譲り受けたぱみぱが連載に行き詰まって…という話「ヒーローを転がした奴」の4本立て。

 例によって炎尾先生がすごい格言(!?)を雄叫びつついろんな事件に立ち向かっておりますが、ネタとしてすごいや〜とか思ったのは、「著作権フリーマンガ」!確かにネット上にはフリー素材とかいろいろある訳なんですが(そして、フリー素材をCDに収録した素材集なんかも出ている訳なんですが)、商業誌で著作権フリーの漫画というアイデアにはひっくり返っちゃった。
 …でも、マンガそのものをパクるための雑誌というのは実現不可能だけれども、漫画家専用素材集をマンガ雑誌の編集部で(または出版社ででもいいけど)作って活用してもらう…なんてのは、だいぶ実際的な落としどころだと思うけどなあ。資料がないと困っちゃう新人漫画家さん(資料があれば若い才能を発揮できる漫画家さん、と言い換えても可)とかいると思うんだけど。

 そして、炎尾プロでも徐々にスタッフが入れ替えられておりますが…アシスタントに採用されなかったマルピーちゃんがいつの間にかレギュラーになっております。それなのに、どうみても男のぱみぱちゃんがヒロインですけどw華やかになってきた代わりに、ノリがだいぶん軽くなってきたアシスタント陣で、炎尾先生の暴走を止められるのか…今後がちょい不安です…。

 おまけマンガも本編にまけずにやばいネタ満載。これよこれ。こうでなくっちゃ。
posted by NOIRA at 23:26| Comment(15) | TrackBack(1) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月12日

浦沢直樹「PLUTO」3巻

PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] PLUTO 3―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (3)
[著者] 浦沢 直樹手塚 治虫
[種類] コミック
[発売日] 2006-03-..
>>Seesaa ショッピングで買う


 今朝の体温は37.1度。快調にでかけ、仕事を終えて帰ってくるとほんのり頭が痛い。体温を測ると36.8度。

 …低体温?(多分違う)

 さて、たまっているコミック紹介シリーズを消化〜。浦沢直樹:著「PLUTO」3巻小学館ビッグコミックス刊。え〜と私の買って読んだ方はでかい版の方ですが、リンク先は通常サイズのビッグコミックスだと思います。

 未だ正体を現さないプルートゥ(なんかその姿はちらりちらりとシルエットで出てるけど)、土木作業用のロボットの一般生活筐体を乗っ取った彼とウランの交流、ゲジヒトを兄の敵と狙うロボット排斥派組織のメンバー、使用記録のないゼロニウム弾とゲジヒトの記憶…謎が複雑に絡み合って次巻が待ち遠しいよこのやろうな状態です。

 今出ている情報から推測するとどうやらゲジヒトの修正された記憶は彼が過去に犯人をゼロニウム弾で射殺したということに絡むんじゃないかと思うんですが、どんなもんでしょう。犯人の死がゲジヒトの過失にせよ故意にせよ、「鉄腕アトム」の時代から(というかアイザック=アシモフの提唱以来)人間と共存するロボット達の基本精神構造として組み込まれているはずの「ロボット3原則」に抵触するのはまちがいのないことで、そこんとこ今後どうからんでいくのか期待がふくらみますね〜。…そして多分ゲジヒトの性能から言って過失で人間を射殺する可能性は限りなく低い(今回、人の乗った車両に対して駆動部だけを破壊するということをやってのけてるし)わけで、当時のゲジヒトが何を考えていたのか、それがアジア紛争でののロボット同士の戦闘や、そこで彼らが得たものとどう関わるのか、複雑に絡み合ってそう。

 …しかし、作品世界としていまひとつ腑に落ちないのが、「何故ロボットに人権が認められているのか」ということ。
 ロボット3原則を元にしたロボット法の主旨はわかるんですよね。要するに、人間よりも機能的に優れているロボットは人間に対して脅威になりうるから、「人間をやっつけたりできないように人間様優位な原則を行動原理にたたき込んでおこう」ということでしょう。それがなかったら身の回りのことをロボット(機械、といってもいいかな)に世話されて生活している人間達は自分の身が心配でしょうがない。
 なら、なぜロボットに対して人間と同等の権利を認めているのか。「人型をしていても機械は機械」と割り切ったつきあいをするのではなく、隣人としての生活形態をある種彼らに強いているのか。手塚漫画ではあまり気にならなかった部分が、浦沢版になってリアルな構築を感じさせる世界になったからこそ気になってきている部分なんである。
 個人的にアトムみたいなかわいい優等生坊やだったらお友達になりたいな〜とか、ヘラクレスみたいな格闘家だったら私生活も知りたいかも…といった興味は感じるかも知れないけど、それが全てのロボットに当てはまる訳じゃないだろう。ロボットの側で考えても、労働しないときはスタンバイモードで待機している方が、エネルギーの無駄にならないしロボ嫌いな人間との間に余計な軋轢が生じなくていいんじゃないかと思えるんだけど。
 今回登場のエプシロンが「ロボットと人間が近づきつつある」と言っていたけど、近づきつつある要因の中で「ロボットの人権の謎」も語られるんじゃないかと…これは期待過剰かなあ。

 そして、地球の裏側からでもデータのやりとりをできる(精神的につながっている、と解釈も可)くせに、しっかりと個性的である登場人物(ロボ)達に乾杯。彼らの闘争の果てに幸あらん事を(いや〜、原作通りなら戦うでしょう)。
posted by NOIRA at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月31日

今市子「百鬼夜行抄」14巻

 運動不足の運動会は、各種後遺症が残るもの。ほんのり腰が重いのに、今日はクラブでバドミントン…健康的すぎて脂汗が出てくらあ。

百鬼夜行抄 (14)百鬼夜行抄 (14)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 百鬼夜行抄 (14)
[著者] 今 市子
[種類] コミック
[発売日] 2006-04-22
[出版社] 朝日ソノラマ

>>Seesaa ショッピングで買う


 さて、そんな肉体的ダメージにも負けずにコミックレビューですよ。今市子「百鬼夜行抄」朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙なコミックス:刊。

 死霊も出るし悪霊も憑くし妖怪も跋扈するのにあんまり怖くないシリーズ14巻は、三郎を取り戻すために「死人返し」の伝承の村へ晶が向かう「番人の口笛」、尾白と尾黒の誕生秘話「天上の大将」、人間と魔物の取引の末路を描く「床下の賢人」、律のじいちゃんばあちゃんの関係がゆっくり進展する(うーん、なれそめというわけでもないし、結婚するとか劇的に恋愛するとかそういう感じでもないし…苦笑)「介添人」の4本だて。

 文鳥スキーとしては、もうおすすめは「天上の大将」ですよ!スモールサイズの烏天狗・尾白と尾黒が何故文鳥にしか見えないのか、そしてあれだけ似てる彼らは本当に赤の他人(他鳥?)なのか。謎が2つとも一挙解決ですよ!彼らはダブルの意味で生き別れの兄弟だったんですよ!んでもってやっぱり文鳥だったんですよ!
 えー、詳しくは読むようにw

 もうひとつ先が気になるのが「番人の口笛」。このお話の「死人返しによる(いわゆるゾンビ)事件」は収束したんだけれども、三郎のところに彼が復活するためのキーアイテムが渡ってしまった。…これって次回以降(の晶の話)でどう扱われるのだろうか。
 三郎は亡者として箱庭の世界の住人となる事を選ぶのか、それとも妖怪として現世に復活する事を選ぶのか…本来そこの葛藤が面白いところなんだろうけど、それは物語として描かれるのかなあ。 メインキャラクターじゃない三郎の内面がどこまで描写されるのか、それともされないであっさり妖怪化して、晶と新たな側面を迎えるのか、今後に期待です。
 …しかし、少女漫画的手法と絵柄のメインキャラクターの中で、話に恋愛が絡んでくるのってこの2人とじいちゃんばあちゃんのペアだけですか。物語全体にあっさり感が漂うのはそのせいかも知れない。(そしてじいちゃんばあちゃんは結婚するという結末が動かせない事実w)
posted by NOIRA at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月29日

ざんみょ「ぺそぎんズ」

 ちょっとずつ消化のコミックシリーズ、今日も1冊ご紹介〜。…というわけで、ざんみょ「ぺそぎんズ」アップロードシナジー刊。

…って今気が付いた!1巻じゃなかったのか!

 ともあれ、かわいいペンギンのキャラクター達がまったり活躍する4コマ集。不思議系アデリくんがいい感じですが、ビジュアル的にはぺーちゃんがお気に入り。

 もともとiモードのデコメール向けのキャラクターだったみたいですが、知らずに本を買いました〜。作者サイトはここ。ぬいぐるみ、ちょっと欲しいかも…。
posted by NOIRA at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

塩野干支郎次「ユーベル・ブラット」3巻

 明日は運動会〜。応援席担当なのでばっちり晴れてもらうと困っちゃうんだけど、雨が降るとやっぱり困っちゃうの。だって女の子なんだもん(違)。

 …ということで、コミックレビューシリーズ、塩野干支郎次「ユーベル・ブラット」3巻、ヤングガンガンコミックス。

 無事国境越えを果たし、帝国に潜入する事に成功したケインツェル達。「国境を越えた平和な土地」で、あるものは平穏な暮らしを約束され、ある者は復讐に燃え、あるものは目標を見失う…。

 とか思ったら全然平和な土地じゃないしw

 辺境方伯の片腕ファーゴがあっさり悪党にチェンジ。「七英雄によって立つ平和な国」「英雄達を心の支えにし、彼らに命を懸ける民達」を見せつけられて気持ち的に行動不能になっていたケインツェルが、ファーゴの下衆っぷりを見て逆に復活。
 ファーゴが方伯の側近にしてはあんまり短絡な悪党(自分の裏の仕事の邪魔されたからって自ら手を下しに来るか〜?)ぶりがちょっと疑問だけど、固まったケインツェルの救済措置だと思えばまあ仕方ないかなあ。
 ダークな設定の割にはわかりやすい筋立てを目指してると言う事なのかも知れないけど、もう少し悪役には厚がほしいところ。
 それとも、ここが帝国でも辺境であり、シュテムヴェレヒが底の浅い人物だったからってこと?次の巻でシュテムヴェレヒとの決着はつきそうだし、あと6人様々なタイプの悪役を描いてくれる事をキボン。

 しかしゲランペンはかわいいからお気に入りになっちゃったけどね!

 あんな強面の蛸坊主に「おにいちゃん」なんて呼ばれたらある種本望かも。死なないで一行の仲間入りをして欲しいもんだ。そしてヴィドと怪しいカップルもどきのコンビネーションを見せてくれると私の腐れ魂は満たされる事でしょう(黙れ)w

 闇の異邦(ヴィシュテヒ)の魔道と帝国中枢部の関係がまだ見えてこないので(これは辺境とか関係なく話の根幹に絡んでるだろう)、今後の展開でそっち方面の謎解きも期待しつつ、次巻待ちなり。 

 …そして今回もamazonのseesaa支店に商品見つからず。あると思ったのになあ。seesaa支店は開設して間もないせいか、まだ商品が充実していません。頑張れamazon、とこちらも応援しておきます。
posted by NOIRA at 22:38| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月26日

こなみかなた「チーズスイートホーム」3巻

チーズスイートホーム 3 (3)チーズスイートホーム 3 (3)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] チーズスイートホーム 3 (3)
[著者] こなみ かなた
[種類] コミック
[発売日] 2006-04-21
[出版社] 講談社

>>Seesaa ショッピングで買う


 ようやく週末。毎週言ってる気がするけど、それでもようやく週末。ビバ。明日は1日お休みです。明後日は出勤で、翌日が代休だから月曜休みです。こんないい時期に1日フリーの日があるのに、毎年この時期に「固定資産税払えやゴルァ」と税務署から分厚い請求書が届きます(泣)。せめて実家の父とお昼を食べる予定を入れました。今のところうにさんの日記に触発されて鰻の予定。一〆行ってくるよ。近いし。

 さて、反動形成的にグルメな予定ばかり立って脇腹のお肉が怖い今日この頃ですが、先月読んだコミックレビューを続けて1冊。こなみかなた「チーズスイートホーム」3巻、講談社モーニングKCDX。

 2巻で接触が多くなったヒグマ猫との友情と別れを中心に、チーとヨーヘー一家の心の揺れがいい感じで描かれた1冊。

 わけもわからずヒグマ猫について回った頃から、引っ越していったヒグマ猫がもう来ない事への洞察とか、「みえないんらけどいるんらよ」という希望的観測ではあるけど前向きな達観とかに至る経過を見ていると、子猫ってのは成長早いなあとなんかある意味リアルに思えて素敵。
 そして「みえないんらけどいるんらよ」というチーの発見自体もチーらしくていいなあと素直に思えて、このお話(54話「猫、発見する。」)が一番好きだなあ。
 チーの成長もわかるけれども、1巻ではひとりでトイレに行けなかったヨーヘーの成長ぶりもなかなか見物。はじめて身近で見た猫に対して、「可愛いけどちょっと怖い」と感想を漏らしていた頃から、今回の「チーは家族だもん」まで、見比べるとなかなか成長してるじゃん男の子って感じ。
 パパとママが同じところ(チーはもう家族→でも近所の目が→でも今更すれられないよね→でもマンションはペット不可だし→以下エンドレス)でぐるぐるしている間に、ひとりと一匹はどんどん成長しているのだ。

 事件としては、ヒグマ猫の飼い主発覚と引っ越しの後、一家はペット入居可のマンションを見つける事で一見収束したっぽいけど、さて、この先どうなる事か。…新刊は新しい環境で新しいキャラクターがどかどか出てきそう。
 「ペット不可のアパートで拾われた猫」という状況設定で始まった物語は、「ペット不可」という障害が取り除かれたところでは終わりにならなかった…ってことは、今後もけっこう息の長いお話になるんだろうなあ、とか期待してみる。

 今回も前ページフルカラーで絵本のような味わい。おまけに「チーの描き方教室」が入っております。楽しんで作ってるなあと思うとこっちも幸せになるので、癒されたい人、楽しんで作ってる感のあるものが好きな人は、是非。
 
posted by NOIRA at 23:47| Comment(2) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月24日

ゆうきまさみ「鉄腕バーディー」12巻

鉄腕バーディー 12 (12)鉄腕バーディー 12 (12)
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 鉄腕バーディー 12 (12)
[著者] ゆうき まさみ
[種類] コミック
[発売日] 2006-04-05
[出版社] 小学館

>>Seesaa ショッピングで買う


 ここ数日コミックレビューをちまちま進めていますが、ようやくamazonのseesaa支店でトラックバック・アフィリエイトが可能な本を見つけました。そんなわけで、今日はアフィリエイト記事です。
 とはいえ、普段の記事でアフィリエイト機能を前面カットにしてることからもわかるように、実はここのブログ、お小遣い稼ぎを狙ってはおりません。ぶっちゃけた話、新しい機能(というかサービス)なので使ってみたかったんだ。広告付き記事が嫌いな人ごめんなさい。

 さて、はづみ姉さんを救出に行ったはいいけれど、度重なる不利な戦闘にダメージ深刻なバーディ&つとむ。蓄積されたダメージは肉体というよりも精神的な方向に深刻で、つとむとバーディはコンタクト不能になり、記憶の融合がみられるようになる。無意識下における記憶の融合とそれに伴う混乱を避けるため、つとむはバーディの過去に関する説明を受ける事になる…

 バーディの過去に関する言及がそのうちあるだろうとは予想していたけど、こう来たか、と言う感じ。
 物語はどうしてもつとむ視点で進む(読者が地球人だからねえ)から、単なる回想としてバーディの過去を語ることはできないだろうし、あっけらかんとしているようでいてプライベートなところは語らないバーディが、つとむに対して「私はこんな辛い過去があったのよ」というような話をするとは思えないので、どうやって彼女の過去の話にもっていくのかな、と思っていたんだけど。うまいなあ。

 まあ、バーディが過去を語らないということについては、
1:哀しみを乗り越えて過去のものとしてしまった
2:性格上あんまり普段は気にしない
3:哀しすぎる経験だから語りたくない
…のいずれになるのか、今のところ判断できない訳なんだけども(でも3番の可能性は薄そうだなあw)、彼女の過去の話が進むにつれて、クリステラ・レビのこととかバーディがそもそも何故人形相手の戦闘で本領発揮できなかったのかとかがわかって来るに違いない。

 …しかし、アルタ人はみんな彼女みたいなタイプなのかと思ったら、もっと非力な人たちの方が一般的なのね…。まだいまいちアルタ人に対する差別の原因とか、イクシオラの存在とか、その辺が把握しづらいけど、「調整」ってのは遺伝的な部分でなのか思想的な部分でなのか、はたまた両方なのか。

 次巻7月発売。物語が重層的になってきたので楽しみ度も倍増〜。

アフィリエイトしてみたわけなんですが
posted by NOIRA at 22:35| Comment(8) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

とりのなん子「とりぱん」1巻

 ちまちま書き連ねているコミックレビューです。…というか、1日1記事だけにしようと思ってるのにそれじゃあ追いつかない…。
 まあ、コミックレビューはそんなに長文にならない予定なので(例外有り)、いいことにしよう。

 本屋で見つけた知らない作家さん。庭に来る野鳥たちにパンをやってやってきた鳥たちの様子をまったり4コマで描く…といった感じの…

あれ?虫とか羊とかわらびとかまでネタになってる。

なんか日記風ブログを読んでるような感覚の本です。

 …中心は鳥たちの生態ですが、それも科学的とか生物学的見地から見た生態じゃなくて、庭の餌台にパンを置いたり果物を置いたりしつつ、生活の合間にふとみると鳥が喧嘩してる…みたいなまったり自然観察というか、なんちゃってサンクチュアリのなんちゃって管理人みたいなスタンスで。
 ついてきた帯には「身の丈ワイルドライフ」だそうですが、言い得て妙かも。

 いじめられっ子のつぐみちゃんとかふてぶてしいマイペースのアオゲラちゃんとか、出てくる鳥たちも可憐じゃない系のかわいらしさを醸し出しており、なかなかグーです。んで、基本は4コマなんだけど、ふとフツーの漫画風の変形コマ割りになっているところがあって、だいぶんその辺は狙ったように叙情的だったりして、このバランスにやられちゃった。

 えーと、ここに来る鳥スキーたちにおすすめ。特にj-bさん、主婦の暇つぶしにどうぞ〜。羊が出てくる(話がある)ので、ぷるるんさんにもプッシュしておこうっと。


付記:個人的共感度の高いネタ(未読だと意味不明)

1:あああああ!わかるわかるわかる!座椅子と鉄板とゴムの下のこんにゃくゼリー!

2:頑張れホバリング。またパン投げに行きたいなあ。

3:戦争反対。アレは食べられません…。
 
posted by NOIRA at 01:21| Comment(6) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月21日

最富キョウスケ「ペンギンプリンス」

 いそいそとコミックレビューです〜w

 なんか久々に正当派の少女漫画読みました。最富キョウスケ「ペンギンプリンス」小学館フラワーコミックス。
 全然知らない作家さん。表紙のペンギンがなんかぷちかわいくて購入。
 読んでみたけど結構楽しめました。
 主人公はだいたい高校生、同じ学校の男の子と女の子で健全にちょっとラブ、みたいな感じなんですが、状況設定が英論退会だったりクラスマッチの百人一首だったり、なんか「日常のイベント」が楽しくって学生さんはいいな〜、などとちょいと思わせてくれるところが素敵。これが作者の技量によるものなのか現役の学生時代から遠く離れていない若さ故のものなのかはわからないけど。
 登場人物も軒並み元気…ってかテンション高いので、楽しく読めまする。
posted by NOIRA at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

井原裕士「魔界の門」(真・増補版)

 …というわけで、総括しないコミックレビュー、早速。

 井原裕士「魔界の門」(真・増補版)、学研ノーラコミックスDX。
 コミックNORAに掲載されていた未完のミステリー・アクションに、その後同人展開された番外編を付け足して1冊にまとめたものです。
 現世と冥界をつなぐといわれる「魔界の門」。その向こうにある間の力を欲し、贄を捧げる者たち。「門」の監視者道反瑞希、そしてサポート役の大門葛澄らが神の先兵として彼らの暗躍を食い止める…。

 商業誌でちょっぴり見かけた覚えはあるんだけど、その後見かけなくなって忘れてました(爆)。絵柄が好きなタイプだし、今回まとまったので買って読んでみたら…

予想以上にダークな話だったw

 …いや、好きですよ好きですともこういう話は。でもこの人の絵って健全すぎてあんまりダークな展開を予想させないというか、グロ味を感じないというか…。
 ストーリーの基調に生け贄として連続殺人が行われる、という設定があるし、闇に傾倒する人たちを描いてる訳だから快楽殺人あり近親相姦的な心理描写ありで、十分グロい話なんですが、あんまりそれを感じないのは残念(ホラーとして)と言うべきか、瑞希ちゃんも葛澄くんも魔の側に堕ちないでがんばってくれるんだろうなと安心してみてられる(アクションものとして)と言うべきか。

 主人公2人組にはまだダークな設定がありそうだけど、2人とも根が爽やかな善人なので好感がもてます(でもそれが怖くない一因になってるんだろうなあ)。

 何にしても、未完なのは残念至極。続き描いてくれないかなあ。…てか、単行本が売れてどこかの雑誌で連載を、ということになったらとても嬉しい。


そしてあまり嬉しくない顛末
posted by NOIRA at 00:47| Comment(6) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

やっと3月のコミック総括

 後で後でと言いながら、既に4月も半ばです。いいかげん3月に読んだコミックスをまとめておかないと、4月に読んだ奴と混ざってしまうわ…というわけで、今更ですが3月のコミック総括〜。
 でも既に4月のコミックスと混ざってるかも。その場合はご容赦を。

森川ジョージ「はじめの一歩」75巻

おめでとう75巻複製原画全プレつき。応募しようかなあ…(定額小為替が買えませんどうしよう)。内容は、草野球の締めくくりと、宮田戦に向けての気合い充実のり、板垣のvs星戦へのインターバル…ということで、板垣vs星戦がカバーされてなくて残念。しかし、宮田との相思相愛っぷりがこの先叩きたたきのめされる伏線になってるなあ。いや、腐女子思考じゃなくて厳密にストーリーの話ですよ?

漆原友紀「蟲師」7巻

相変わらずおどろおどろにしっとり読ませる構成は見事。…なんか今回は愛情話って感じの話が多かったような。一番のおすすめは「雷の袂」。母親が子供を愛せなくて悩む、というのは今日的テーマのような気がしてたけど、案外古今東西に転がっていた悩みなのかも知れない。巻頭の「花惑い」はフェティシズムを感じます…。アニメも観てみるべきなのか。

たけだみりこ「キッチンの穴」

何故か「電脳空間」で紹介されていたお料理&周辺漫画。最近はあんまり料理をしない私ですが、それでも「ああ、あるある」なネタがあって嬉しい。4コマでレシピ紹介は結構役に立ちそうである。ひとつぶで2度美味しいので、主婦の皆様にお勧め。

諸星大二郎「グリムのような物語 トゥルーデおばさん」

何年ぶりに読むのか諸星大二郎。「グリム童話」を諸星風にアレンジしたブラックメルヘン集。グリムならではの中世的な世界観と、現実というか現代にほど近い(現実の…というには妄想入りすぎてるからね)世界観の融合だったり行ったり来たりだったり。…「赤ずきん」のワークリーチャー的解釈の話が面白かったでっす。「本当は怖いグリム童話」では成人向け夜伽話過ぎて別の方向がたりないわ、という妄想スキーにおすすめ。

三浦健太郎「ベルセルク」30巻

相変わらず骨太〜。ガッツvsセルピコ戦は、まあガッツが勝つのは当然の帰結としても、セルピコの健闘ぶりが光ります。その後、舞踏会に乱入してきた魔獣からファルネーゼを救う辺りは「まあ王子様っ!?」という感じで、珍しくページ内に線の細い人たちが乱舞。少女漫画みたい(待て)w
クシャーンの王様が使徒っぽい…という展開から、今後はvsクシャーンの勇士たち、という展開になるのかなあ。そしてグリフィスの意図が全然読めないんだが…次巻秋冬頃発行はちょっと長いっす。

たかの宗美「主任がゆく!」6巻

今回も笑わせてもらいました。なんか北見主任と東主任がだいぶん意気投合している場面がめだつんですが、それでもラブをカケラも感じません。…そして南田君は西内さんの気持ちに気付いていたのか!…鈍いとばっかり想っていましたごめんなさい〜。

寺沢武一「COBRA」9巻

あまたの星を駆けめぐるCOBRA完全版、第9巻。「さまよえる美女の伝説」のエンディングがすごくらしくて好きだなあ。『男はみんなうぬぼれ屋で低能、女は永遠に謎』…昨今こんな事言ったらいろんなところから突き上げをくらいそうだ。でもCOBRAの作中で言われたら納得するしかないよなあ。
posted by NOIRA at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | コミック三昧 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする